過去ログ - エツァリ「どこまでもお供しますよ、御坂さん」
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名無しNIPPER
[saga]
2016/01/01(金) 17:17:51.06 ID:rO7pPSeE0
バンッ!という何かを叩きつけたような音と、焦ったような男の声が耳に届く。
いや、男、というには声が若すぎ、男の子というには声変わりは済んでしまっている。少年と呼ぶべきだろう。
走ってきたのか、少年の息は荒い。しかしろくに呼吸を整えることもせずに、ずかずかと美琴の方へ近寄ってくる。
対して突然の闖入者に驚いた美琴は、一瞬能力の行使を中断してしまったものの、すぐに新たな敵である可能性を考慮し、演算を再開した。
(――逃げないと)
目覚めたばかりだが、頭は十分に働いている。支障はない。
手錠は磁力によって引きはがされ、その少年は雷撃を受け失神する――はずだった。
「……!? 能力が……!」
発動しない。磁力は発生せず、電気は霧散する。
キャパシティダウンか、と判断しかけたが、それにしては妙だ、と違和感を抱き始めたあたりで、
「ちゃんと安静にしてください!」
怒られた。しかも結構な剣幕で。
驚いた美琴は、思わず素直にはい、と答えてしまう。
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