過去ログ - エツァリ「どこまでもお供しますよ、御坂さん」
↓
1-
覧
板
20
5
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/12/22(火) 23:00:34.92 ID:pSrHbXqf0
(やめて、お願い、やめて……)
止めなければならない。せめて、彼女だけでも逃がさなければ。
そう思うのに、体は動かない。声すら出すことはかなわない。
なす術もなくボロボロにされて地面に転がった美琴の体は、彼女の意志に一寸の応答ですら拒絶した。
額から流れる血が目に入って、妹の姿がぼんやりとしか映らないけれど。
そんな姉を庇うように、一方通行との間に立ち塞がった彼女の背中も、傷だらけだった。
(私は、なんのために、ここに……)
遠すぎて届かない。
手も、声も、ぬくもりも。
たかが数センチ、けれど、この数センチはこんなにも絶望的に遠かっただろうか。
結局、御坂美琴という少女は、妹達に何も伝えられず。
妹達もまた、美琴の真意には到達できない。
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
88Res/52.72 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - エツァリ「どこまでもお供しますよ、御坂さん」 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1450792614/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice