1: ◆y7KoWCuA1M[saga]
2015/12/24(木) 05:08:38.09 ID:JyVC+3/SO
幸いにして、というべきか今年の冬は寒さも厳しくなかった。
この鎮守府でもコートにマフラー程度の装備で冬の空の星を楽しむことができた。
「静かだな。今夜はさすがに深海棲艦の活動もないとみえる」
空を見上げ、提督はひとり呟く。こんなご時世でも世間はクリスマスムードである。街では華やかな彩りが施され、家族や恋人で賑わっている。そうしていられるのも海軍ひいては鎮守府のおかげかな、と提督は少しだけ胸のうちで自賛してみる。
「この聖夜に一人ぼっちなんだ…俺達のおかげでクリスマスを過ごせるんだぜ、と息巻いてもいいよなぁ」
実際、沿岸部への襲撃は未然に防ぎ、住民への被害はほぼない。上陸を許した場合も提督自身が陸上で成敗し、深海棲艦たちに「陸上デノ対人間戦闘アナドルベカラズ」というムードが読み取れるほどだ。
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