過去ログ - クリスマスパーティー、その後で。原作:俺ガイル
↓
1-
覧
板
20
3
:
黒猫
◆7XSzFA40w.
[saga]
2015/12/25(金) 18:59:49.64 ID:eO1MEmUE0
陽乃「母も仕事かな」
八幡「じゃあ…………えっと、その」
陽乃「というわけで、雪ノ下陽乃は比企谷君サンタからプレゼントを貰う事が確定しました」
八幡「いや、ほら。もう25日の夜ですよ?
プレゼントを貰うのは25日の朝ですし、時間的に、ほらね?」
陽乃「ん、んっ〜。大丈夫だって。
比企谷君サンタはやっさしいから、
25日の夜でもプレゼントをくれるはずかな。
むしろ大人のプレゼントでもいいよ?」
八幡「期待しすぎるとサンタもプレッシャーで逃げ出しますよ?」
むしろ今すぐ逃げ出したいんですけどね。
陽乃「それなら大丈夫よ」
八幡「ど、どうしてですか?」
聞きたくない。絶対に、聞きたくない。
陽乃さんが次になんて返事をするか予想できてしまう分、
俺は陽乃さんに毒されすぎているのだろうけど、
今はそれを抜きにしてもたやすく予想できてしまう。
陽乃「だって、ほら。
こうやって逃げないように比企谷君サンタを拘束しているじゃない?
これだったら逃げないかなと」
ですよね。
比企谷君サンタなんていう嬉しくもない命名をされているわけであり、
なおかつ俺が逃がすまいときっちりと腕まで回されているんだから、
陽乃さんが言うように逃げないだろうよ。
一つ訂正させていただくと、逃げない、ではなくて、逃げられない、なんだけどな。
八幡「でも、サンタもブラック企業の社員並みにきっつい仕事を
しているわけじゃないですか。
一晩で世界中の子供にプレゼントを配るなんて、正気の沙汰じゃないですよ」
陽乃「そうかしら?」
八幡「考えても見てください。世界に何人子供がいると思っているんです?
総人口約69億人の25%とみても約17億人ですよ。
一人配るのに5分だとしても24時間で288人の子供に配るのが限界で
あるからして、17億人の子供に配るとすると590万人のサンタが
必要となるわけです。つまり、590万人のサンタがいたとしても、
不眠不休で働かなくてはならなく、
どう考えてもプレゼントを貰えない子供が出てくるわけですよ」
陽乃「だから?」
八幡「つまりですね…………」
なんだ。何が言いたいんだ、俺?
逃げたいって事だけはわかっているんだけどな。
八幡「悪い子はプレゼントは貰えないのかなぁって、感じ?」
陽乃「なるほど」
八幡「というわけで、拘束をといてください。比企谷君サンタは帰宅するところなので」
陽乃「なるほどぉ」
八幡「はい」
陽乃「でも大丈夫よ、きっと」
八幡「はい?」
陽乃「だってほら、わたし、悪い子かもしれないけど、
その分サンタに感謝の気持ち?、をあげるから」
八幡「は、い?」
陽乃「だからね。こうやってお疲れ様ぁって感じで、
胸をむぎゅっとして暖めてあげているわけじゃない?
だから比企谷君サンタも後ろめたい気持ちも抱くと思うし、
きっとわたしにプレゼントをくれると思うなぁ」
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
19Res/50.52 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - クリスマスパーティー、その後で。原作:俺ガイル -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1451037536/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice