過去ログ - 【艦これ】とあるクリスマスの出来事
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2015/12/25(金) 22:54:12.08 ID:G+8Xp46Qo
相手は酔っ払いだ。怒ったところで意味などない。
静かに天龍のフォークを外し、今度こそはとケーキを運んでいく。
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2015/12/25(金) 22:55:09.69 ID:G+8Xp46Qo
互いの目に闘志の炎がたぎる。
そして、二人の意地をかけた戦いが始まった。
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2015/12/25(金) 22:55:47.06 ID:G+8Xp46Qo
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
現在 鎮守府演習場
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2015/12/25(金) 22:56:20.21 ID:G+8Xp46Qo
鈍い金属音だけを残して、拳銃が宙を舞う。
ゴトリと地面に落ちた拳銃が暴発し、パチンという玩具のような破裂音を鳴らす。
25: ◆tF/D/g0jpg[sage saga]
2015/12/25(金) 22:56:57.04 ID:G+8Xp46Qo
さながらリングサイドに陣取るカメラマンのように、青葉のカメラから放たれるストロボが、余計に雰囲気を掻き立てている。
『来た来た来たー! 天龍の鋭い連撃に木曾は防戦一方だぁっ!』
26: ◆tF/D/g0jpg[sage saga]
2015/12/25(金) 22:57:27.07 ID:G+8Xp46Qo
もはや用意された脚本なぞ何処へやら。全編アドリブの展開になりつつあっても難なくこなす。
さすがアイドルを自称するだけのことはあった。
27: ◆tF/D/g0jpg[sage saga]
2015/12/25(金) 22:58:00.54 ID:G+8Xp46Qo
「いいんだよ。あのままにしておいても、変にくすぶったままだったからさ」
喧騒を離れ、かろうじて舞台が見える位置まで下がると、ポケットからタバコを取り出し火をつけた。
28: ◆tF/D/g0jpg[sage saga]
2015/12/25(金) 22:58:34.18 ID:G+8Xp46Qo
「いや、しなくて結構。ただ今回は邪魔も入らず思い切りやれるんだから、互いに納得した上で高みを目指して研鑽を積んでくれるだろ?」
そう言って、子供のようないたずらっぽい笑みを浮かべ、それにな、と続ける。
29: ◆tF/D/g0jpg[sage saga]
2015/12/25(金) 22:59:16.38 ID:G+8Xp46Qo
全員となれば、二百を超える数を用意しなければならないのだから。
多めに発注はしているとはいえ、そこまでの数はないはずだ。
30: ◆tF/D/g0jpg[sage saga]
2015/12/25(金) 23:00:08.51 ID:G+8Xp46Qo
抗議の声をさらりとすり抜けて妙高は厨房へ向かう。
「……ま、大丈夫だろ……多分」
31: ◆tF/D/g0jpg[sage saga]
2015/12/25(金) 23:01:25.33 ID:G+8Xp46Qo
再び駆け足で失礼致しました。
後ほどHTML化依頼を出しておきます。
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