8:名無しNIPPER[saga]
2015/12/27(日) 20:15:07.89 ID:2n7j/CLko
「キミは海、よく来るの?」
「いえ、ほとんど。海に繋がってるかどうかもうろ覚えでした」
海水がギリギリ届かない辺りの波打ち際に立つ先輩。
僕もそんな先輩に習って隣に立つ。
この時期にしては人が少ないな、と思ったらどうやらここは遊泳禁止らしい。
そんなことも知らなかった。
「んー、ちべたい」
スリッパの先輩はずかずかと海の方へと進んで行く。
スニーカーの僕はそんな先輩の様子を見守る。
「キミもおいでよー」
ばしゃばしゃと音を立てながら先輩が振りかえる。
日光を吸いこんでしまいそうな綺麗な黒髪。
そんな黒髪とは逆に日光を反射してしまえそうなほど白い肌。
僕はそんな先輩に見とれてしまった。
アイスを舐めていた時とはまるで別人に見える。
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