9:名無しNIPPER[saga]
2015/12/27(日) 21:11:58.15 ID:2n7j/CLko
「……あ」
はしゃぎ気味に水音を立てていた先輩の身体がぐらりと揺れた。
僕の視界の中でゆっくりと傾いていく先輩。
続いて大きな水音。
「先輩っ!」
スニーカーであることも忘れて先輩の元へ駆け寄る僕。
水を吸って足元がどんどん重くなる。
それでもなんとか先輩の元へと辿り着いた。
「先輩!大丈夫ですか!」
「あはは、少し足をとられちゃったよ」
全身から水を滴らせながら笑う先輩。
顔色は悪そうに見えない。ひとまずは安心だろうか。
「歩けますか、先輩」
「大袈裟だなぁ」
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