22:名無しNIPPER[sage]
2015/12/29(火) 10:40:52.50 ID:1xOrx9q1O
>>21
読んでないでさっさと完結させろ!
23: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2015/12/29(火) 11:35:56.71 ID:9s4XE4KR0
***
ちなつ「ただいまー」
24: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2015/12/29(火) 11:37:44.28 ID:9s4XE4KR0
ちなつ「あ、あれ?」
コルクボードには、私が手に持っているのと同じ、ピンク色をしたお守りが掛かっていた。
25: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2015/12/29(火) 11:39:01.91 ID:9s4XE4KR0
そうだ、結衣先輩の部屋でも似たようなことがあった。
2つのカバンについたお守り。
ぶるり、と体が震えるのを感じた。
怖いのを掻き消すように考えを巡らす。
26: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2015/12/29(火) 11:43:48.79 ID:9s4XE4KR0
結衣「ちなつちゃん?」
結衣先輩に電話を掛けてみたはいいものの、何をどう話せばいいのか分からない。
27: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2015/12/29(火) 11:47:07.91 ID:9s4XE4KR0
あかりちゃんに電話したのは、お守りのことを確認したいというよりも、
怖いから誰かと話していたかったって思いの方が強かったと思う。
あかり「お守り?」
28: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2015/12/29(火) 11:48:31.10 ID:9s4XE4KR0
あかり「そういえば、前にもこんなことあったよね」
ちなつ「え?」
あかり「ほら、京子ちゃんと結衣ちゃんが修学旅行に行ったとき、おみやげに木刀買ってきてくれたでしょ?」
29: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2015/12/29(火) 12:35:42.71 ID:9s4XE4KR0
***
冬休みが終わり、新学期が始まった。
昇降口で結衣先輩と京子先輩とは別れ、あかりちゃんと1年生の靴箱に向かう。
靴をはきかえていると、あかりちゃんのカバンにあのお守りが2つ付いていた。
30: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2015/12/29(火) 12:38:38.01 ID:9s4XE4KR0
あかり「でも、ほんとに不思議だよねぇ」
口元に手を当てながら、あかりちゃんが首をかしげて考え込む。
そのまま教室を通り過ぎそうになるあかりちゃんの袖をひっぱり、おはよう、と適当な挨拶をしながら教室に入っていった。
31: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2015/12/29(火) 12:40:05.96 ID:9s4XE4KR0
あかり「でも、木刀を忘れてったなんて、変な感じだね」
ちなつ「いや、何も木刀じゃなくてもいいでしょ……」
櫻子「なになに?木刀?誰か成敗すんの!?」
32: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2015/12/29(火) 12:42:14.62 ID:9s4XE4KR0
とはいえ、このことを向日葵ちゃんと櫻子ちゃんに話していいものかどうか、ちょっと迷った。
普通に考えたら、何を変なこと言ってるんだ、って思われるだけだろうし、適当にごまかしておいたほうがいいのかもしれない。
私が逡巡している間に、あかりちゃんが喋り出した。
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