過去ログ - 【十年後合同】10度目に立ち上がったその時に【デレマス・南条】
↓
1-
覧
板
20
10
:
◆oZuontUvSM
[sage saga]
2016/01/07(木) 03:29:31.45 ID:mApX9qsv0
「ゴメン。もう少しだけ、ぎゅってして…!」
応えるように僕も腕を回すと、今度は思いきり泣いていた。
全力の号泣。
僕の腕にも、思わず力が入る。泣いていた、かもしれない。
壊れたダムみたいに思いが溢れるのは、僕も同じだったから。
どれだけそうしていたかすら、もうわからない。
「よーし、泣いた!思いっきり泣いた!
好きって気持ちは今でも溢れそうだけど…涙は出し切った!」
泣いて、泣いて、やがて泣き止んで。
手を離して、顔を上げた光の目はまだ赤かったけれど、その顔はもうヒーローのそれだった。
そう、エンドマークじゃない。むしろ、ここからがスタートだ。
10年越しの夢の結実。
それはここだけでも、これから行く撮影現場だけでもない。クライマックスはどこまでも続く。
だから僕も応えなきゃ。夢を2人で叶え続けるために。
「そろそろ行こうか…光」
「…うん!」
手をつなぐ。
ぎゅっと力の込められた、僕より小さく綺麗な手。
お返しにその手を握り返しながら、僕らは駐車場への道を辿って行った。
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
19Res/18.90 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 【十年後合同】10度目に立ち上がったその時に【デレマス・南条】 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1452103744/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice