過去ログ - 黒髪少女「武器の手入れをお願いします」単眼少女「……」
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◆cZ/h8axXSU
[saga]
2016/01/11(月) 02:12:53.47 ID:X2ffE8rP0
「……信じる」
「それはどうも」
彼女が純粋なおかげか、割とあっさりと認めてくれたことに内心ホッとする
そのまま会釈をし、通り過ぎようと彼女の隣を横切る
しかし、その時彼女の口が静かに動いた
「……お願いだから……関わらないで」
「……私も、自分がどんな事を言われているか……噂くらい聞くから知ってる……でも」
「……私がこれでいいって……思ってるから……」
その言葉だけを告げ、彼女は家の中へと入っていった
これには流石にテリアも堪えたのか、明らかに踏み込み過ぎた自分の態度を酷く悔いた
彼女の才能に惚れ込み、浮足立っていた自分が恥ずかしい
「……仲良くなれると思ったんだけどな」
二人は同時に、まったく同じことを口にしながらその最低な日を終えた
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