過去ログ - どうにも、比企谷八幡は彼女のお願いに弱い
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11: ◆.XibMUKIvI[saga]
2016/01/11(月) 18:14:23.21 ID:Pi11uMdl0

雪ノ下は変わった。だが、不器用に抱え込むところは変わっていない。
考えてみれば、先生に対して帰りの交通手段がないから車に乗せてください、なんて言うとは想像しがたい。提案されても固辞して自力で帰ろうとする姿が目に浮かんでくる。

「けど、じゃあどうするかって言われてもな」

「それなんだけど、あたしに良いアイデアがあるの」

「えー……マジで?」

「むー。なにそのロクでもなさそうみたいな顔」

じとーっと半眼で睨めつけられる。実際由比ヶ浜の発案はロクでもなさそうだから仕方ない。

「で?なに。一応聞いといてやろう」

「なんで上から目線だし。ちょっとこっち来て」

「いや、別に他に人いないんだから気にせんでも」

「いいから!」

渋々身体を寄せると、ちょいちょいと身振り手振りで何かを指示された。どうやらもう少し頭の位置を下げろということらしい。軽く膝を曲げると、由比ヶ浜は耳元にずいっと顔を寄せる。いや近い!くすぐったい!良い匂い!ええい煩悩退散!



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