過去ログ - 貴音「あいすくりぃむ・しんどろぉむ」
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以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
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2016/01/14(木) 01:23:54.61 ID:1diUY5Sq0
ベンチに戻り、アイスをすくって口に運ぶ。まだアイスクリームの季節には早いものの、ほどよい冷たさと甘さに思わず口がほころびます。
響「お店の人、あっさり自分たちのこと見破っちゃったなぁ。でも、やっぱり応援してくれる人がいるってわかると嬉しいぞ!」
貴音「応援してくれているふぁんの方々のためにも、私たちもこれからさらに努力しなくてはなりませんね」
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2016/01/14(木) 01:25:39.74 ID:1diUY5Sq0
公園で二人くつろぎながら会話していると、いつの間にか日も落ちようとしていました。私がかねてから決めていた食事処へ向かいます。
響「食事って言っても、どうせラーメンだろ?」
貴音「響はラーメンは嫌いですか?」
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2016/01/14(木) 01:26:22.26 ID:1diUY5Sq0
響「えっ、ここ?なんかラーメン屋っぽくないね」
貴音「ええ。ですが、ここのラーメンは絶品ですよ」
今回足を運んだのは、「ラーメンダイニング」と呼ばれる形式のもの。従来のラーメン屋にはないシックで上品な店構えが特徴で、最近増えてきているのだそうです。
以下略
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2016/01/14(木) 01:27:11.24 ID:1diUY5Sq0
貴音「えっ?」
響「いや、いつもラーメンを食べる時はもっと一口するたびにリアクションするだろ?あとこのお店の雰囲気も、素敵だけどいつも貴音が誘ってくれるラーメン屋さんのとは違うし」
響「なんか悩みでもあるなら、自分が聞くぞ?貴音とは親友なんだから」
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2016/01/14(木) 01:28:13.25 ID:1diUY5Sq0
私は、響に恋をしてしまいました。親友としての友愛の気持ちが、いつ恋愛感情に変わったのかはわかりません。ですが、今響に対し感じている気持ちは紛れもなく恋のそれです。
思えば始めて響と会った時から、私は彼女に惹かれていたのかもしれません。961プロではクールに振舞っていた響が、初対面の私に対して少しだけ見せた柔らかな笑顔。961プロでは孤高ー悪く言えば孤独ーであった私が、響の裡に秘めた暖かさに惹かれていったのは、至極当然のことだったのでしょう。それが、765プロに移籍すると、まさに太陽のように笑顔を爆発させて…たぶんその時には、私はすっかり響のとりこだったのでしょうね。
しかし、どうしてこの恋心を響に打ち明けられるのでしょうか。響は私のことを、一番の親友だと思ってくれている……そこに私が水を差したりなどしたら、響は動揺してしまうでしょう。そして、私も恋心を打ち明けることによって、響との友人関係すら崩れてしまうのが怖くてたまらないのです……
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2016/01/14(木) 01:30:06.44 ID:1diUY5Sq0
七月上旬
あれから二月ほど経ち、765プロはさらに波に乗り始めました。連日仕事が相次ぎ、皆の休日がかぶることも少なくなり、結果としてたまの休日も一人で過ごす日が多くなります。
なにもやることがないとはいえ、ただ家で一日を過ごすのも忍びないと考えた私は、とりあえず外に出ることにしました。前に響と出かけた時とは打って変わって、初夏の湿った空気と、最盛期を迎えた太陽がジリジリと体を蝕んでいきます。全く、765の太陽はいつも心地よい日差しを浴びせてくれるというのに、本家様は容赦がないですね。
響と共にいれば、こんな日でも楽しく過ごせるでしょうに……
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2016/01/14(木) 01:32:31.81 ID:1diUY5Sq0
貴音「ええ。千早も今日は休日でしたっけ?」
千早「いえ、私は今仕事で事務所に向かう途中で……暑いのでとりあえず避難がてら飲み物でも買おうかと」
貴音「そうですか。私も同じようなものです」
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2016/01/14(木) 01:33:04.68 ID:1diUY5Sq0
意図せず寂しい雰囲気になってしまったところで、千早はそろそろ行かなくちゃ、と言って会計を済ませに向かいました。私もペットボトルのお茶と軽めのお菓子を買い、会計に向かいます。千早との去り際、「もしどうしても会いたくなったのなら、多少強い言葉でも『今すぐ、会いたい』と誘ってみるのもいいかもしれませんね」との言葉。やはり、わかる人には見透かされるものですね……帰り際、空を見上げると、変わらず太陽はそこに輝いていました。
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2016/01/14(木) 01:34:05.78 ID:1diUY5Sq0
七月中旬
あれからさらに10日ほどが経ち、少し765プロにも余裕が出てきました。今日は久しぶりに響とともに街へと出ます。
響「こうやって貴音とお出かけするのも久しぶりだなー」
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2016/01/14(木) 01:37:04.46 ID:1diUY5Sq0
……また嘘をついてしまいました。実際は、響と会えないのはとても辛かったのに。響の前では、どうにも自分のことを強く、しっかりしているように見せたくなってしまいます。
響「ふぅ……それにしても、あっついなぁ」
貴音「この時期に散歩は失敗でしたね……」
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