1: ◆agif0ROmyg[saga]
2016/01/19(火) 16:05:52.22 ID:yo3g9eY60
アイドルマスターシンデレラガールズの、結城晴のSSです。
地の文、R18.
その日も俺は担当アイドルの結城晴とともに撮影の仕事に赴いていた。
今回の衣装は彼女のボーイッシュな魅力を存分に引き出すもので、カワイイ系よりカッコイイ系を好む晴は非常に嬉しそうにしていた。
写真やPVを撮り終えて、今日の仕事はつつがなく終了。
テキパキ進んだおかげで、時間にもかなりの余裕を持って終えることができた。
「お疲れさん、晴。今日の仕事はすごくいい感じだったな」
「まあな! オレはやっぱこう言うのが向いてるんだよ。
カワイイ服着る仕事より、こういうのをもっとやらしてくれよな」
戻ってきた晴は、仕事の出来の良さもあってとても機嫌が良さそう。
得意げな笑みは少年らしい活発さに溢れ、カメラの前にいたときよりもまばゆく見えるほどだ。
「まあ、そう言うな。カワイイ系だって晴の魅力を引き出すためのものだ。
時々カワイイ服着るからこそ、カッコイイ系の仕事で目立てるんだよ。
いろいろやるのも大事なんだ」
「そういうもんかあ? まあ、それならそれでいいけどよ」
意外と素直なところもある晴は、それであっさり納得した。
もう俺たち二人、結構長い付き合いだし、親密な仲でもある。
本当に晴が嫌がる仕事を俺が取ってくるはずもないし、そのことを晴も十分理解してくれている。
今更仕事の内容について、本気で争い合ったりはしないのだ。
「なあ、ところでさあ。今日は結構早く済んだから、時間の余裕あるよな?」
「そうだな。今日はもう、予定が無い。帰って休むか?」
「何言ってんだよ。どうせ今日も行くんだろ?
わかってんだからな、それぐらい。最近ちょっとゴブサタだったもんな」
「晴が行きたくないなら、無理にとは言わないが」
「んだよそれ。今まで散々やっといて……まさか、他に相手がいるとかじゃねーだろうな。
オレをほっとくなんて、許さねーぞ」
「そんなわけ無いだろ。冗談だよ。さ、行くぞ」
「へへ。だよなあ。んなこったろうと思ったよ。しょうがねーなホント。……ふふ」
晴の小さな手を優しく取って、人目を避けつつ俺たちは駐車場へ戻り車に乗り込んだ。
ハンドルを握り仕事場をやや離れて、向かった先はホテル。
宿泊以外に休憩もできる類の、城のまがい物のようなケバケバしい装飾がなされた、いわゆるラブホである。
「じゃあ、受付してくるから。しばらく待っててくれ」
「速くしてくれよな」
料金を支払い、鍵を受け取り、部屋番号を確認。
館内地図を見るに、どうやら二階、階段のすぐ隣の部屋らしい。
まだ外は明るい。ラブホの利用者も多くはない。
これなら問題無く入室できるだろう。
鍵を持って駐車場に戻り、晴を連れ出した。
「おい、今日は階段なのか?」
「ああ。二階だし、エレベーター待つ間に誰かに見られるかもしれないからな」
「そっか。じゃあ、行くか」
大人用のコートを羽織り、顔と身体を覆い隠した晴と共に素早く移動。
不自然にならない程度に足音を忍ばせる。
SSWiki : ss.vip2ch.com
28Res/28.84 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。