1:名無しNIPPER[saga]
2016/01/20(水) 22:13:00.02 ID:dk78gRdd0
咲和。短いです
SSWiki : ss.vip2ch.com
2:名無しNIPPER[saga]
2016/01/20(水) 22:14:13.75 ID:dk78gRdd0
例えば夕暮れの帰り道。
または、目を焼く陽射し。
弧を描くスプリンクラーの水。
3:名無しNIPPER[saga]
2016/01/20(水) 22:16:25.82 ID:dk78gRdd0
*****
過去の夏を見ていた目の焦点を書棚に戻し、和は目当ての本に指を伸ばす。
4:名無しNIPPER[saga]
2016/01/20(水) 22:18:42.09 ID:dk78gRdd0
あの書棚は彼女への想いの墓標だ。
弔いに投げ込む本を、和はこうして選んでそこへ運ぶ。
探し当てた一冊だけを手にして会計へ向かう途中、新刊の積まれた平台が目に入った。
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