過去ログ - 【R-18】本気の一色いろはは小悪魔どころじゃない
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2:名無しNIPPER[sage saga]
2016/01/21(木) 21:37:21.34 ID:2jOclWgVo


たまに早く学校に来てみたらこれだ。

登校中に偶然出会い、わけもわからず私物化された無人の生徒会室に連行されてしまった。そして目の前には、肩を落とし俯く生徒会長、一色いろはの姿がある。
以下略



3:名無しNIPPER[sage saga]
2016/01/21(木) 21:37:53.01 ID:2jOclWgVo
「理由なんていいですから、早く……」

一色は瞳を潤ませながらねめつけるような視線を送る。

その目にはすこぶる弱い。泣く女子にもすこぶる弱い。失意に暮れる女子には優しく接し、できるだけ我儘を聞くよう調教済みの兄、どうも比企谷八幡です。
以下略



4:名無しNIPPER[sage saga]
2016/01/21(木) 21:38:28.72 ID:2jOclWgVo
「もっと……」

なんなの、いったい……。

そのままナデナデすること暫し。
以下略



5:名無しNIPPER[sage saga]
2016/01/21(木) 21:39:01.71 ID:2jOclWgVo
「……はい。凄く、すっごく怖かったんですよぅ」

言うと、一色は自分の身を抱くように体を強張らせる。こいつの喋り方だとそこまで怖そうに聞こえないが、嘘をついてはいなそうだ。

「何が」
以下略



6:名無しNIPPER[sage saga]
2016/01/21(木) 21:39:38.60 ID:2jOclWgVo
同時に喋ったせいで、一色の言葉がよく聞き取れなかった。聞き間違いじゃなければしょっちゅうとか言ってたか?だとしたら尚更よくねぇよ、可哀想に。

「……へ?」

「いや、なんかないのか?できる限りのことはやる」
以下略



7:名無しNIPPER[sage saga]
2016/01/21(木) 21:40:25.33 ID:2jOclWgVo
一色は慌てて両手を振り全力で否定すると、なにやらか思案をしながらブツブツと言い始めた。

「…………なになに思ったより反応凄いんですけど。なんでもしてくれるとかどういうことなんですか……」

小声過ぎて全然聞き取れない。気になる……。
以下略



8:名無しNIPPER[sage saga]
2016/01/21(木) 21:41:30.26 ID:2jOclWgVo
「はわわわ……。先輩、マジでどうしたんです?こんなの、普段なら絶対やってくれませんよね」

「……そりゃ普段ならな。今は違う」

か弱い女子だけを狙い、無抵抗なのをいいことに自らの欲望を満たすためだけに行うその卑劣な行為は忌み嫌われて然るべきものだ。
以下略



9:名無しNIPPER[sage saga]
2016/01/21(木) 21:42:08.71 ID:2jOclWgVo
「あー、まぁな。痴漢ってのはどう考えても必然性がねぇ。ある意味殺人や窃盗なんかより重罪だろ」

「それもまた極論ですね……」

「だって人殺さないといけない状況はあっても、痴漢しないといけない状況なんてこの世にねぇだろ。やるやつの理性が足りんだけだ。なのに恐怖を味わうのはお前みたいなか弱い女の子なんだぞ、許せるかこんなの」
以下略



10:名無しNIPPER[sage saga]
2016/01/21(木) 21:43:05.42 ID:2jOclWgVo
よくわからないが一色は頬を染めてどぎまぎし始めた。やめろ俺まで落ち着かなくなるだろ。

「いえ。わたし、先輩になら……。あの!もっとお願いしてもいい、ですか?」

「……ある程度ならな。特別だぞ」
以下略



11:名無しNIPPER[sage saga]
2016/01/21(木) 21:46:33.84 ID:2jOclWgVo
「……は?」


* * *

以下略



12:名無しNIPPER[sage]
2016/01/21(木) 21:56:54.47 ID:Zx8VJq7Lo
ふむ
続けたまえ


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