過去ログ - 神様「勇者も魔王もいなくなった世界で」
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31: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2016/01/24(日) 17:02:06.23 ID:eDpE38i00
少女「神様は、そんな私をどうお思いですか?」

神様「私が…ですか?」

少女「私自身は、そう言われたからと言って、自主的に動こうという気が起こりません」
以下略



32: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2016/01/24(日) 17:02:32.95 ID:eDpE38i00
少女「……神様、質問してもよろしいでしょうか」

神様「えぇ、どうぞ」

少女「私の心は…壊れているのでしょうか?」
以下略



33: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2016/01/24(日) 17:03:17.13 ID:eDpE38i00
神様「壊れてなどいませんよ」

神の返答は、想像と違った。

神様「貴方のご想像を当ててみましょう。貴方は――『自分が姫だったのではないか』とお思いですね?」
以下略



34: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2016/01/24(日) 17:03:51.52 ID:eDpE38i00
神様「しかし、昨日とは事情が変わったと言えばどうでしょう?」

少女「事情ですか?」

神様「はい。…実は記憶を消される前、貴方にとって大切だった方々が…貴方に会いたがっていらっしゃいましてね」
以下略



35: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2016/01/24(日) 17:04:22.64 ID:eDpE38i00
少女は初めて部屋の外に出た。
部屋の外は廊下ではなく、ただただ広がっている黒い空間だった。
少女は神に先導されて歩きながら理解した。自分がいた場所は『世界』から隔離された場所なのだと――

やがて扉の前にたどり着き、神はゆっくり扉を開けた。
以下略



36: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2016/01/24(日) 17:04:52.84 ID:eDpE38i00
少女「……!」

扉から出ると、荒野が広がっていた。
足元には人間と魔物の死体が転がっていた。戦闘の跡を思わせる傷で、死体はボロボロだった。

以下略



37: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2016/01/24(日) 17:05:52.07 ID:eDpE38i00
今日はここまで。明日完結行けるかと思います。


>>28>>29 どちらも自分で間違いないです(´・ω・)b


38:名無しNIPPER
2016/01/24(日) 19:57:00.08 ID:Ax6qoFPIO
やな予感しかしない


39: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2016/01/25(月) 18:38:24.29 ID:NxiNJv/e0
少女「あの、ご、ごめんなさい」

魔法使い「? どうしたの勇者?」

少女「あの…何も覚えていなくて」
以下略



40: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2016/01/25(月) 18:40:37.21 ID:NxiNJv/e0
少し頭を働かせれば、記憶が無くてもわかってしまうものなのか。

戦士『お前は勇者だよ。かつて人間達を導いた英雄の末裔だ』

勇者として祭り上げられ、きっと私は流されるまま勇者を受け入れてきた。
以下略



41: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2016/01/25(月) 18:41:35.49 ID:NxiNJv/e0
神様「考える時間は必要でしょうか、お人形さん?」

僧侶「人形? 勇者さんは人形ではありません!」

少女(……違う)
以下略



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