39: ◆TDuorh6/aM[saga]
2016/02/13(土) 01:35:25.04 ID:bcG9syDG0
はてさて、今日はバレンタイン前日。
事務所へ入ると、今日もまた残念ながらプロデューサーはいなかった。
けれど今はそれはどうでも良い。
いや、どうでもよくは無いけれど…それよりも。
40: ◆TDuorh6/aM[saga]
2016/02/13(土) 01:37:35.35 ID:bcG9syDG0
ふと凛ちゃんのスマートフォンの画面を見ると、ラインが開かれている。
トーク欄の一番上には、プロデューサーの名前。
…表示を変えているのか、名前の最後に星マークが付いていた。
41: ◆TDuorh6/aM[saga]
2016/02/13(土) 01:40:17.18 ID:bcG9syDG0
「凛ちゃん、今年もプロデューサーにチョコを渡すのかしら?」
42: ◆TDuorh6/aM[saga]
2016/02/13(土) 01:41:05.50 ID:bcG9syDG0
「えっ?それって…」
43: ◆TDuorh6/aM[saga]
2016/02/13(土) 02:04:00.73 ID:bcG9syDG0
時も所も変わって夜の自宅。
私は自分のスマートフォンと睨めっこ。
別に暗くなったディスプレイに映る自分に勝ちたかった訳では無い。
44: ◆TDuorh6/aM[saga]
2016/02/13(土) 02:06:19.54 ID:bcG9syDG0
『夜、会ってくれますよね?会ってくれナイト…』
45: ◆TDuorh6/aM[saga]
2016/02/13(土) 02:11:18.80 ID:bcG9syDG0
…結局私は酒類に手をつけなかった。
なんだか、ズルをしているみたいで。
それに、せっかく頑張ったのに最後の最後で逃げたくない。
46: ◆TDuorh6/aM[saga]
2016/02/13(土) 13:39:17.20 ID:DltBwcCqO
47: ◆TDuorh6/aM[saga]
2016/02/13(土) 13:42:06.71 ID:DltBwcCqO
「まだ少し冷えますね。珈琲淹れましょうか?」
48: ◆TDuorh6/aM[saga]
2016/02/13(土) 13:51:01.82 ID:DltBwcCqO
雪が溶けてゆく様に、テーブルに散らばった書類をパパッと一つにまとめて鞄にしまうプロデューサー。
その開けた鞄から、可愛くラッピングされた小さな小袋が覗いていた。
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