過去ログ - 【艦これ】鳳翔さんは料理ができない
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123:名無しNIPPER
2016/02/13(土) 08:19:51.49 ID:oz5uzikOo
「私は提督のことをお慕いしています」
「……急にどうしたというのだ」
何の脈絡もない告白に、私は少々たじろいでしまった。
124:名無しNIPPER
2016/02/13(土) 08:26:26.34 ID:oz5uzikOo
「嫌うことなどあるか。私はお前が好きだと言ったろう」
彼女の方に手を置き、落ち着くように促した。
しかしそれは、彼女の鬱憤をより加速させてしまう。
125:名無しNIPPER
2016/02/13(土) 08:35:10.31 ID:oz5uzikOo
「誰の入れ知恵だ」
「そ、それは言えません。内緒にしておけと足柄さんに口止めされているので」
「足柄か」
126:名無しNIPPER[sage]
2016/02/13(土) 08:46:27.71 ID:uR3sGQ4so
なにこれなにこれ!ちょーかわいいんですけどー!
127:名無しNIPPER
2016/02/13(土) 08:49:33.87 ID:oz5uzikOo
「それよりも、これを食べてみてください」
鳳翔は和え物を差し出してくる。
ふと気づけば茶番のおかげで食い損ねていた。
128:名無しNIPPER
2016/02/13(土) 08:58:59.04 ID:oz5uzikOo
「冗談だ。良い出来になっている」
「本当ですか!」
ぱあっと明るい笑顔を見せる鳳翔。
129:名無しNIPPER[sage]
2016/02/13(土) 09:01:31.10 ID:5T8p4w1L0
くそう、かわいい
130:名無しNIPPER
2016/02/13(土) 09:07:48.26 ID:oz5uzikOo
だが今は心配せずとも、私の思っているような心配はありはしない。
自分の料理に舌鼓を打つ鳳翔の姿を見ていると、このままでもいいではないかと感じる。
まだ先の話であると、高を括っていた。
「……先程の言葉は真実ですか?」
131:名無しNIPPER
2016/02/13(土) 09:12:31.17 ID:oz5uzikOo
「なあ、鳳翔よ」
「……んぅ」
彼女はすっかり寝静まってしまった。
132:名無しNIPPER
2016/02/13(土) 09:16:49.09 ID:oz5uzikOo
「では、全てが終わった後ならば、私を幸せにしてくれますか」
耳元に直接囁き掛ける声が届いた。
慌ててそちらを見ると、鳳翔は瞼を閉じていた。
133:名無しNIPPER
2016/02/13(土) 09:20:32.96 ID:oz5uzikOo
「その時は……そうだな。二人で何か食事処でも始めるか」
その言葉に秘められた意味をくみ取ったのだろうか。
今の私にとってはそれはわからない。
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