過去ログ - 【艦これ】鳳翔さんは料理ができない
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127:名無しNIPPER
2016/02/13(土) 08:49:33.87 ID:oz5uzikOo
「それよりも、これを食べてみてください」

鳳翔は和え物を差し出してくる。
ふと気づけば茶番のおかげで食い損ねていた。

以下略



128:名無しNIPPER
2016/02/13(土) 08:58:59.04 ID:oz5uzikOo
「冗談だ。良い出来になっている」

「本当ですか!」

ぱあっと明るい笑顔を見せる鳳翔。
以下略



129:名無しNIPPER[sage]
2016/02/13(土) 09:01:31.10 ID:5T8p4w1L0
くそう、かわいい


130:名無しNIPPER
2016/02/13(土) 09:07:48.26 ID:oz5uzikOo
だが今は心配せずとも、私の思っているような心配はありはしない。
自分の料理に舌鼓を打つ鳳翔の姿を見ていると、このままでもいいではないかと感じる。
まだ先の話であると、高を括っていた。

「……先程の言葉は真実ですか?」
以下略



131:名無しNIPPER
2016/02/13(土) 09:12:31.17 ID:oz5uzikOo
「なあ、鳳翔よ」

「……んぅ」

彼女はすっかり寝静まってしまった。
以下略



132:名無しNIPPER
2016/02/13(土) 09:16:49.09 ID:oz5uzikOo
「では、全てが終わった後ならば、私を幸せにしてくれますか」

耳元に直接囁き掛ける声が届いた。
慌ててそちらを見ると、鳳翔は瞼を閉じていた。

以下略



133:名無しNIPPER
2016/02/13(土) 09:20:32.96 ID:oz5uzikOo
「その時は……そうだな。二人で何か食事処でも始めるか」

その言葉に秘められた意味をくみ取ったのだろうか。

今の私にとってはそれはわからない。
以下略



134:名無しNIPPER
2016/02/13(土) 09:24:23.52 ID:oz5uzikOo
「小腹がすいたな」

そう呟いたのは真夜中であった。
しんと静まり返ったこの部屋に、相槌を打つ秘書艦などいるはずもない。

以下略



135:名無しNIPPER
2016/02/13(土) 09:27:17.53 ID:oz5uzikOo
こつこつと靴が音を響かせる。
真夜中の廊下は、いつものようにしんみりと静まっている。
眠気に欠伸を誘われていても、いつもの場所への道のりは体が覚えていた。

月以外の明かりが部屋から漏れているのが見える。
以下略



136:名無しNIPPER
2016/02/13(土) 09:32:38.11 ID:oz5uzikOo
「提督。お待ちしておりました」

「今日は何を作ったのだ」

「良い筍を仕入れたので、筑前煮を」
以下略



137:名無しNIPPER
2016/02/13(土) 09:34:49.68 ID:oz5uzikOo
「今日は昼に何かあったのか」

昼時、この厨房が騒がしかったのを覚えている。
私がそれを問うと、鳳翔はにこやかに告げる。

以下略



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