106:名無しNIPPER[sage saga]
2016/01/30(土) 02:03:09.15 ID:NYPOpsNEo
ちなつ「凄くびっくりしたし、凄く嬉しい。でも、いつこんなの用意したの?」
今日は朝からずっと一緒だったし、あかりちゃんは部室に来る前に空っぽの手提げ袋以外のものは家族に預けていたから、
こんな箱を私に隠して持ってくることなんてできなかったはずだ。
どうやって私に気づかれずに棚に入れたんだろう、と思って疑問を口にすると、
あかり「えへへ、実はずっとずっと前から、棚に入れておいたんだ」
ちなつ「え、嘘でしょ!?」
驚きの答えが返って来た。
あかり「ううん。ずっとずっと前からあったんだよ。入れておいてもちなつちゃんは気付かないと思ったから」
ちなつ「ええ……あんなよく見る場所にあって気付かないなんて、あるのかなぁ……」
あかり「ちなつちゃん、部屋から出るとき、いっつもいやそうな顔してたからね」
ちなつ「う……」
確かに、お茶の準備をしている間はあかりちゃんが傍にいなくて、ずっと部屋の中の様子が気になって、
手もとなんてよく見えていなかったのかもしれない。
だけど、それにしたって、いくらなんでも棚の中に紛れ込ませるなんてやり方が大胆過ぎる。
こうして取り出さなくたって、棚の整理なんかした時に気付いて開けてしまう可能性もあったはずだ。
本当は、昨日辺りこっそり入れてたんじゃないの? と思ったが、昨日も私はこの棚を開けていて、
こんな箱は全く視界に入ってなかったので、それが何度も続くこともあるのかもしれないのかとも思う。
あかりちゃんが嘘をついているようには見えないし。
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