289: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/06(土) 19:28:53.94 ID:S1lSzqCS0
朋「……あ、あれ?」
周子「枷を斬ったよ。さあ、早く行きなって」
朋「ほ、本当にいいの?」
290: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/06(土) 19:29:19.67 ID:S1lSzqCS0
王覇「劉秀様、先ほど、幕舎から王郎が飛び出していきましたが?」
周子「悪いけど、一日だけ捜索をやめてくれる? 一日だけでいいから」
王覇「せっかく捕らえた王郎を解き放つとは、勿体無いことです」
291: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/06(土) 19:30:19.02 ID:S1lSzqCS0
巴「周子、こんなところにおったんか。城内の掃討は粗方片づいたぞ。それで、王郎は?」
周子「そっちも片づけたよ。これで王郎が“死んだ”わけだから、鉅鹿の残党もすぐに降伏するでしょ」
巴「そうじゃな。じゃあこっちに向かってる本隊に使者をだそうか? 王郎は死んだぞ〜って」
292:名無しNIPPER[sage]
2016/02/07(日) 01:03:06.63 ID:OZUVZB44o
劉秀は王匡すら殺さずに降伏勧告したくらいだからなぁ〜
まぁ、なぶり殺しにされると思って洛陽搬送中に逃げて劉秀の配下に斬られるんだけど
293: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/07(日) 19:48:51.49 ID:O+AvpSUD0
〜数か月後 邯鄲〜
留美「……というわけで、王郎戦後の各地の状況は、以上になるわ。何か質問は?」
294: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/07(日) 19:49:41.43 ID:O+AvpSUD0
周子「使者? 何の用?」
留美「要約すると、河北討伐は大方終わったのだから長安に帰ってこないか、というところかしら」
周子「ふーん」
295: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/07(日) 19:50:22.77 ID:O+AvpSUD0
留美「とぼけないで。更始帝の言いなりになるつもりなんてないんでしょう」
周子「まあね」
留美「じゃあ決定ね……岑彭さん、こちらへ」
296: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/07(日) 19:51:01.72 ID:O+AvpSUD0
謝躬「うぬぬ……いつまで待たせるつもりだ。私は更始帝の勅使だぞ……」
岑彭「お待たせしました」
謝躬「やっとか……って、お前は岑彭じゃないか! 久しぶりだな、おい!」
297: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/07(日) 19:51:31.27 ID:O+AvpSUD0
岑彭「いやいや、大したことないよ。正直なところ、無能すぎて困ってるくらいなんだ」
謝躬「やっぱりそうか? あいつの兄も大したことなかったからな〜」
岑彭「積もる話は後だ。さあ、この部屋に劉秀将軍がいらっしゃる。俺は部屋の外で待機してるから」
298: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/07(日) 19:52:00.23 ID:O+AvpSUD0
留美「ええ、誰もいませんよ」ジャキン
謝躬「そういうことか! おのれ劉秀め、謀ったな!」
留美「観念しなさい」
299: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/07(日) 19:53:04.24 ID:O+AvpSUD0
岑彭「すまんな謝躬。劉秀将軍は更始帝と訣別し、俺はお前とは別の道を歩む。
たまたまお前の歩んだ道の先に、深淵が口を開いていたというだけのことなのだ……」
留美「辞世の句を詠まなくてもいいのかしら? それぐらいなら聞いてあげるけど」
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