321: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/07(日) 20:10:22.03 ID:O+AvpSUD0
〜清陽 劉秀軍包囲陣〜
翠「包囲開始から早一月が経ちました、敵に動きが無いところを見ると、敵はこちらの意図に気づいていないようですね」
322: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/07(日) 20:10:56.08 ID:O+AvpSUD0
見張「敵襲! 敵襲! 銅馬軍の部隊がこちらに接近中!」
翠「どうやら、痺れを切らした敵が動き始めたようですね」
李衣菜「来たね! よ〜し、ここはあたしが……」
323: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/07(日) 20:11:42.68 ID:O+AvpSUD0
翠「えいっ!」バシュッ
ズガン!
324: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/07(日) 20:13:14.29 ID:O+AvpSUD0
翠「なるほど、“虎ト見テ石ニ立ツ矢ノ例アリ”ということですか。李広に喩えていただけるとは光栄です」
翠「しかし、李衣菜さんの機転のおかげで、敵味方の一人も失うことなく敵を追い払うことができましたね。
お見事な采配でした」
325: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/07(日) 20:14:07.79 ID:O+AvpSUD0
後漢書・賈復伝に曰く、
『賈復は若くして学問を好み、李という人物に師事した。
326: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/07(日) 20:15:09.74 ID:O+AvpSUD0
翠「ふう……しかしこれでようやく、李衣菜さんが日頃おっしゃっているロックというものについて、理解できたと思います」
李衣菜「どゆこと?」
翠「これぞロックじゃありませんか、岩だけに……」
327: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/07(日) 20:16:52.26 ID:O+AvpSUD0
〜常山 劉秀軍包囲陣〜
「……ってなわけで、俺はそのとき敵の部隊長の喉笛を槍で突いたのさ!」
328: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/07(日) 20:18:04.61 ID:O+AvpSUD0
美穂(よし、ここは昼寝でもしてやり過ごそう。寝たら嫌なことを忘れられるのが、わたしの唯一の長所なのかも……)
美穂「おやすみなさい……」
兵「……あいつら自慢話ばっかりしてやがる。何かうざいんだよな、ああいうの」
329: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/07(日) 20:19:16.85 ID:O+AvpSUD0
後漢書・馮異伝に曰く、
『諸将が戦功について話し合っている時、馮異はそれに加わらず、木陰に離れた。
330: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/07(日) 20:19:51.11 ID:O+AvpSUD0
〜数か月後 劉秀軍 本営〜
留美「今日も銅馬に動きは無いわ。数か月前までは、こちらの包囲網を突破しようとしてたのに
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