81: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/01(月) 20:50:11.49 ID:wvIGXzxa0
〜数日後〜
劉縯「……」
82: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/01(月) 20:50:50.55 ID:wvIGXzxa0
周子「冗談だって……本日皆さんに集まっていただいたのは、近々この地域に官軍が押し寄せてくるという情報が入ったため、
その対処はいかにすべきかということを議論したいと思います」
王匡「それはわかってる。だが、そこの王常は許せんぞ!」
83: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/01(月) 20:51:54.45 ID:wvIGXzxa0
王匡「ふん、同盟を締結したところで、後ろから矢が飛んでくることも考えられるぞ」
周子「へー、じゃあ王匡さんは単独で官軍に立ち向かうつもりなんだ?」
王匡「いや、それは……」
84: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/01(月) 20:52:31.17 ID:wvIGXzxa0
劉縯「おいおい、それならもっと早く言ってくれよ」
周子「でもねお兄ちゃん、シューコちゃんの作戦は三軍の同盟が成立してこその作戦なんだ」
王匡「フン! 小娘ごときが何を言うか。ならばその作戦とやらを披瀝してみろ」
85: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/01(月) 20:53:43.98 ID:wvIGXzxa0
周子「だから本隊は、会戦予定地点に野戦城塞を築城して、なんとか敵の鋭鋒をやり過ごす。
その間に別動隊が戦場を繞回して、敵後方の輜重隊を襲撃する。
敵は遠征軍だから、敵地で物資が無くなれば四分五裂するはずだよ。
おまけにこっちは敵の軍需品が手に入るんだから、一石二鳥でしょ?」
86: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/01(月) 20:54:31.78 ID:wvIGXzxa0
王匡「王常よ、これは私からの誠意だ。私はお前よりも少ない兵力で官軍と立ち向かうのだ。
ともに轡を並べる戦場において、これはお前を信用するという証だ」
王常「王匡、お前……」
87: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/01(月) 20:56:37.31 ID:wvIGXzxa0
〜数日後 淯陽(いくよう) 官軍本陣〜
甄阜「梁丘賜よ、敵の数が少ないと思わないか?」
88: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/01(月) 20:57:34.22 ID:wvIGXzxa0
〜一方 同盟軍 別動隊〜
馬武(向井拓海)「……ところで周子、さっきから一つ気になってることがあるんだが」
89: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/01(月) 20:58:04.96 ID:wvIGXzxa0
拓海「ま、またえらく珍妙な生き物だな……まるで人語を解してるような……」
周子「挙兵した時お金が無くてさ、馬を用意できなかったんだよねー。
だからイヴちゃんにブリッツェンを借りたってわけ」
90: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/01(月) 20:58:37.21 ID:wvIGXzxa0
後漢書・光武帝紀に曰く、
『劉秀は挙兵した際、馬を用意する金が無かったので、代わりに牛に乗って出陣した』
91: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/01(月) 20:59:45.94 ID:wvIGXzxa0
ブォー
周子「お、犀笛が聞こえるね。本隊が開戦したみたい」
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