57: ◆Ava4NvYPnY[saga]
2016/02/01(月) 16:59:54.73 ID:bWmXTMuZ0
晶葉「これは再現不能な仮説だが……平行世界では、自分の記憶で論理づけられないものは構成できない。だが、自らの死や消滅は、人間がどこかで持っている元来的なプログラムだ」
晶葉「それを根拠に、新たな平行世界が構築された。願ったのは、フォルダCの中で、Pが存在しない世界。だが、自我の消失の詳細をPは知らない。だから、フォルダCに於いてPの観測が確認されなかった世界が生まれた」
晶葉「それは、フォルダCにPという概念がない世界。恐らく、フォルダBとCの境目の世界だ。記憶どうしのアクセス経路。そこに辿り着いた」
晶葉「そしてそこで、Pは赤いボタンを使った。ファイルの上位にいるフォルダにアクセスするためのボタン、それを使うことで、PはフォルダCとフォルダBの絶対的な階層の壁を突破したんだ」
晶葉「辿り着いた先は、フォルダB。選択そのものが行われなかった世界。卯月と凛が談笑していた世界だ」
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