3:名無しNIPPER[saga]
2016/02/03(水) 19:59:34.28 ID:eROB17h/0
「うーん、良い匂い! あっ、今日いない人の分、ちゃんと取っておこうね」
そう言うと春香は、食器棚から別のお皿を出して、手際良く取り分けた。
さすが、気ぃ遣いだなぁ。
「えー? いいじゃん、内緒にして亜美達だけで食べちゃおうよー」
自分達の取り分が減ることに、文句を言う亜美達。
でも、伊織が――。
「あーら、あんた達、後で律子から怒られても知らないわよ?
食べ散らかして口元を汚して、すぐに律子にバレるのがオチよ。にひひっ♪」
そう言われて、亜美達は何も言い返せなくなっちゃった。
食べた後、ティッシュで口を吹けばいいだけなんじゃないのか?
でも、それだけガッついて食べてくれるのは、悪い気はしないさー。
あっ、雪歩お茶ありがとう!
「いただきまーす!」
――口に入れた瞬間、パァッとこぼれる皆の笑顔。
まるで太陽みたいに明るい皆の表情を見ると、作って良かったって思えるんだ!
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