過去ログ - 連続パンティひったくり事件の真相
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4: ◆sBucZPdbnc[saga]
2016/02/07(日) 09:01:53.38 ID:gEFhjzwZ0
幸い私は位置的には最後尾にいる。不自然な音を立てたりしなければ、誰も振り返ったりはするまい。大丈夫だ。

しばらく歩いている間に、もうほとんどの人間があちこちへ散っていった。もう、彼女と私と、あと2人ほどの人間しか居ない。

そして、そのあとの2人というのも、この先のY字路を左へ進むはずだ。彼女は右の小道へ逸れる為、こっそり彼女をつけている私も彼らとはここでわかれる形になる。

果たして、私は彼女とふたりきりになった。尤も、ふたりきりと呼ぶには少々距離が離れすぎていたが。

しかしそれもここまでの話だ。

私は、住宅地の手前である、この閑散とした小道を犯行現場と決めていた。

車道は最後まで残っていたあの2人が歩いている一本左の道であるから、ここを通る車はないに等しく、目撃される恐れのある住宅地もまだ300メートルは先にある。

よって、ここなら懸念される心配は殆どない。

そうと決まったら、私は速かった。


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