過去ログ - 男「やれやれ…世界を救ってやるか」
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12:名無しNIPPER[saga ]
2016/02/08(月) 03:22:02.57 ID:wKjeYM8b0
『一日目 夕』
キャラメル「お前、今日も部活行かねーの?」
13:名無しNIPPER[saga ]
2016/02/08(月) 03:22:36.95 ID:wKjeYM8b0
僕はよく帰るのが早いと言われる。
だけど僕に言わせれば他の人が遅いだけだ。
終業のチャイムがなったらすぐ荷物を整理して速やかに教室を後にする。
べっ別に一緒に帰る友達がいない訳じゃないからね?!
14:名無しNIPPER[saga ]
2016/02/08(月) 03:23:26.69 ID:wKjeYM8b0
「ちょっと待ってよ」
校門をちょうど出たところだった。
僕を呼び止める声がした。
ちょっと待て?
15:名無しNIPPER[saga ]
2016/02/08(月) 03:24:06.69 ID:wKjeYM8b0
アラヤ「おーい、何してるの?置いてくよ?」
男「は、はいっ。すいません今行きます!」
アラヤ「おう。張り切って行こー!」
16:名無しNIPPER[saga ]
2016/02/08(月) 03:24:47.87 ID:wKjeYM8b0
僕がアラヤの3歩後ろを歩いてついていくとアラヤは路地裏ではなくこの辺りで一番大きなデパートに入った。
このデパートは洋服からおもちゃ屋にペットショップ、小さな遊園地まであり、いつも人がたくさん集まる。
当然、飲食店やフードコートもあるので平日は学生の溜まり場になっている。
17:名無しNIPPER[saga ]
2016/02/08(月) 03:25:30.68 ID:wKjeYM8b0
アラヤ「ごめんごめん。思ったよりも遅くなっちゃって」
男「いえいえ。そんなことないっすよ」
アラヤが帰ってきたのは時計の短い針が一周した頃だった。
18:名無しNIPPER[saga ]
2016/02/08(月) 03:27:02.22 ID:wKjeYM8b0
アラヤ「じゃ、今日はこの辺で」
僕はその後も町をあちこち連れ回され、最後は家の近くでようやく解放された。
男「あの、鍵を…」
19:名無しNIPPER[saga ]
2016/02/08(月) 03:28:40.38 ID:wKjeYM8b0
慌てて家に向かう。
家の扉の前。
頼むよ神様……祈りながら扉を引いた。
「ガチャ」
20:名無しNIPPER[saga ]
2016/02/08(月) 03:29:21.31 ID:wKjeYM8b0
『一日目 夜』
拝啓。
お元気ですか叔父さん。
僕はなにか変なことに巻き込まれた模様。
21:名無しNIPPER[saga ]
2016/02/08(月) 03:29:55.29 ID:wKjeYM8b0
この手紙は6日後、叔父さんの家に届いた。
22:名無しNIPPER[saga ]
2016/02/08(月) 03:30:24.78 ID:wKjeYM8b0
『二日目 朝』
爽やかな朝。
どこからか雀のさえずりが聞こえてくる。
この優雅な一時を誰にも邪魔させまいと携帯電話の電源を切った。
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