過去ログ - 洒落たバーでカシオレを頼んだ男の話
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32:名無しNIPPER[sage]
2016/02/08(月) 23:45:01.43 ID:JSc7Vg//o
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33: ◆9l/Fpc6Qck[saga]
2016/02/09(火) 04:37:06.10 ID:6Q+gtuBK0
  
  
  
 薄曇りでも月明かりが綺麗な夜。 
  
34: ◆9l/Fpc6Qck[saga]
2016/02/09(火) 04:46:21.34 ID:6Q+gtuBK0
  
  
  
 ドアノブを回す手は前より軽い。 
 一回でも中に入ってみたおかげかな。 
35: ◆9l/Fpc6Qck[saga]
2016/02/09(火) 04:53:09.87 ID:6Q+gtuBK0
  
  
  
 今日も中のお客さんはまばらだ。 
 カウンターに1人、テーブルにカップル1組の3人の法則。 
36: ◆9l/Fpc6Qck[saga]
2016/02/09(火) 04:57:15.06 ID:6Q+gtuBK0
  
  
  
 先ほども言ったが、カウンターの奥にはもう一人の客が座っている。 
 顎鬚を蓄えたおじさん。 
37: ◆9l/Fpc6Qck[saga]
2016/02/09(火) 05:09:33.59 ID:6Q+gtuBK0
  
  
  
 ここに来るまでに、僕は一度カクテルの種類を調べてみた。 
 半分は恰好つけのために。もう半分は興味のために。 
38: ◆9l/Fpc6Qck[saga]
2016/02/09(火) 05:14:11.70 ID:6Q+gtuBK0
  
  
  
 そう考えていた時、奥の席にいたおじさんが僕の隣までやってきた。 
  
39: ◆9l/Fpc6Qck[saga]
2016/02/09(火) 05:16:02.45 ID:6Q+gtuBK0
  
  
  
 「僕もネェ、ウォッカが大好きなんだ」 
  
40: ◆9l/Fpc6Qck[saga]
2016/02/09(火) 05:17:44.68 ID:6Q+gtuBK0
  
  
  
 「ありがとうございます」 
  
41: ◆9l/Fpc6Qck[saga]
2016/02/09(火) 05:18:31.73 ID:6Q+gtuBK0
  
  
  
 ここの雰囲気がそうさせるのか、はたまたおじさんがそういう人なのか分からない。 
 僕は相槌を打ってあげるだけだったが、それでも楽しそうにいろんな話をしてくれた。 
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