過去ログ - 凛「嵐のなかの」花陽「恋だから」
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8:名無しNIPPER[sage]
2016/02/10(水) 00:19:13.12 ID:p5TmW1Sso
―――しかし、マシになったといえども。家事が上手くできないことには変わりありません。
再び下手に包丁を握れば、重大な怪我に繋がるかもしれない。
それはわかっています。
でも、だけど。
「―――凛ちゃんが頑張ってるんだもん、私だって―――」
そうして、再び震える腕に鞭を打つのです。
そして、その日の深夜。
「ただいまー……」
ガチャリと扉が開きます。
「かよちーん……は、もう寝ちゃってるよねー……えへへ」
できれば、すぐにでもかよちんの顔が見たかったんだけど。起こすのも悪いし、仕方ないよね……。
そう思い、二階の自室に戻ろうとした時でした。
がばっ。
階段を上がりかけた凛の背中が、温かい感触に包まれました。
その感触はじわりと熱を伴って、背中の中心で広がります。
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