38: ◆qj/KwVcV5s[saga]
2016/02/11(木) 17:55:41.30 ID:QbloZM1ro
100体近くの雷獣が代わる代わるエミルに襲いかかる。
神官(あれほどの攻撃を防護壁で防ぎ続けることができるなんて……)
神官(あの子は一体どれほどの魔力を持っているというの!?)
39: ◆qj/KwVcV5s[saga]
2016/02/11(木) 18:00:14.78 ID:QbloZM1ro
勇者「君が、この群れのリーダーなんだね」
一体だけ、最も体が大きいレオトルスは微睡みながらも意識を保っていた。
勇者「そっか。やっぱり、元の棲み処を人間に襲われたんだね」
40: ◆qj/KwVcV5s[saga]
2016/02/11(木) 18:00:40.74 ID:QbloZM1ro
勇者「ユダスさん! 倒さなくっても、なんとかなったよ!」
勇者「人間の方から危害を加えなければ、あの子達は人間を襲わないんだって」
エミルが戻ると、神官は腰を抜かしていた。
41: ◆qj/KwVcV5s[saga]
2016/02/11(木) 18:01:08.37 ID:QbloZM1ro
勇者「ごめんなさい。びっくりしたよね」
勇者「今までありがとうございました」
勇者「これからは、ぼく一人で旅を続けます」
42: ◆qj/KwVcV5s[saga]
2016/02/11(木) 18:01:34.35 ID:QbloZM1ro
勇者は一度町へ戻り、半分だけ報酬を受け取った。
勇者「もう半分は、ぼくと一緒に来てた神官さんに渡してください」
町長「いいのかね……君の手柄だろう」
43: ◆qj/KwVcV5s[sage]
2016/02/11(木) 18:05:18.91 ID:QbloZM1ro
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44: ◆qj/KwVcV5s[saga]
2016/02/11(木) 19:38:25.42 ID:QbloZM1ro
勇者(今まで旅をしてきて、わかったことがある)
勇者(魔王の命令を理解することができるくらい知能が高い魔物は、)
勇者(自衛のためを除いて、人間を攻撃することは禁じられている)
45: ◆qj/KwVcV5s[saga]
2016/02/11(木) 19:38:52.83 ID:QbloZM1ro
谷間の道を抜けると、一件の小屋があった。
エミルは古びた戸を叩いた。
勇者「誰かいますか?」
46: ◆qj/KwVcV5s[saga]
2016/02/11(木) 19:39:21.78 ID:QbloZM1ro
少女「だめ、移っちゃう……」
勇者「!」
勇者(体中に青い斑点……)
47: ◆qj/KwVcV5s[saga]
2016/02/11(木) 19:39:50.89 ID:QbloZM1ro
勇者「ここに一人で住んでるの?」
少女「うん……」
少女「私はこの先の村で生まれ育ったのだけど、」
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