過去ログ - 勇者「お母さんが恋しい」
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47: ◆qj/KwVcV5s[saga]
2016/02/11(木) 19:39:50.89 ID:QbloZM1ro
勇者「ここに一人で住んでるの?」

少女「うん……」

少女「私はこの先の村で生まれ育ったのだけど、」
以下略



48: ◆qj/KwVcV5s[saga]
2016/02/11(木) 19:40:23.21 ID:QbloZM1ro
勇者(となると、ここの近くの村には行きづらいな)

勇者(この子と足場の悪い谷間の道を戻るのは無理だろうし、もっと西の大きな港町に向かおう)

勇者「ぼくはエミル。君、名前は?」
以下略



49:名無しNIPPER[sage]
2016/02/11(木) 19:40:29.16 ID:R/oeqHYq0
クズ率が高いな


50: ◆qj/KwVcV5s[saga]
2016/02/11(木) 19:41:06.43 ID:QbloZM1ro
翌日

少女(お父さんとお母さんにわかるように、扉に手紙を貼っておこう)

【病気を治してもらいにマリンの町へ向かいます、心配しないでね】
以下略



51: ◆qj/KwVcV5s[saga]
2016/02/11(木) 19:41:45.62 ID:QbloZM1ro
平原

少女「うっ……」

勇者「この辺りで休もうか」
以下略



52: ◆qj/KwVcV5s[saga]
2016/02/11(木) 19:42:15.08 ID:QbloZM1ro
勇者「病院まで行けたら、もう大丈夫だから」

少女「ごめんなさい、もう歩けないわ」

勇者「じゃあ、ぼくの背に乗りなよ」
以下略



53: ◆qj/KwVcV5s[saga]
2016/02/11(木) 19:42:41.70 ID:QbloZM1ro
――港町の門

勇者「よかったね、日の入りまでに着いたよ」

少女「でも……この見た目じゃ、町の人達に怖がられてしまうわ」
以下略



54: ◆qj/KwVcV5s[saga]
2016/02/11(木) 19:43:09.07 ID:QbloZM1ro
医者「!? かなり病気が進行しているじゃないか!」

医者「何故ご両親がもっと早くここまで連れてきてくれなかったんだい」

医者「珍しい病気だが、今からでも手遅れではない」
以下略



55: ◆qj/KwVcV5s[saga]
2016/02/11(木) 19:43:38.22 ID:QbloZM1ro
少女「どうして……」

少女「どうして出会ったばかりの私にそこまでしてくれるの……?」

勇者「困ってる人を見捨てるなんて、ぼくにはできないから」
以下略



56: ◆qj/KwVcV5s[saga]
2016/02/11(木) 19:44:14.59 ID:QbloZM1ro
少女「生きて帰ってきてね」

勇者「……うん」

少女「また会える日が来るのを、私、ずっと待ってるから」
以下略



57: ◆qj/KwVcV5s[saga]
2016/02/11(木) 19:44:57.41 ID:QbloZM1ro
勇者(……リラにぼくは女の子だって伝えそびれちゃったな)

勇者(ぼく、男の子からは全然モテないのに、女の子からはモテるんだよなあ)

勇者(男の子の格好してるせいかなあ)
以下略



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