41:名無しNIPPER[saga]
2016/02/12(金) 21:21:29.48 ID:6mipFv4H0
無言。
雪歩が喋り出すのを待つ。
「……わからない……わからないよそんなの……。わかりたくないよ……。」
俯いたまま喋る雪歩。自分の靴のつま先のあたりを見つめていて、決してボクの目を見ようとしない。
「わからなくていいよ……ボクだってハッキリとわかってるわけじゃないんだ。でも、もう限界なんだよ……。」
つい項垂れてしまいそうになる頭を意識して持ち上げる。ボクまで俯いてしまったらダメだ。
二人の間に何度目かの沈黙が流れる。
「……私……真ちゃんが私のことを好きじゃなくても……一緒にいたい……。ずっと一緒に……」
雪歩の足元に涙が染み込んでいく。
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