51:名無しNIPPER[sage]
2016/02/12(金) 22:00:22.62 ID:GScm2zoAO
乙
52:名無しNIPPER[sage]
2016/02/12(金) 23:45:05.60 ID:K9qNMnUs0
心が痛い
53:名無しNIPPER[sage]
2016/02/13(土) 00:50:05.82 ID:UB/V4N61o
いいね
54:名無しNIPPER[sage]
2016/02/13(土) 13:51:15.53 ID:0EAi5Q9uo
いやあゾクゾクしますねえ
55:名無しNIPPER[saga]
2016/02/13(土) 20:49:13.61 ID:XmKtMl4U0
ボクと別れた次の日、雪歩は仕事を休んだ。次の日も。その次の日も。
事務所は雪歩の仕事の穴を埋めたり、各所に謝罪して回ったりで大騒ぎだった。当の雪歩とは一切連絡が取れず、家からも一歩も出てこないという事をプロデューサーから聞いた。
56:名無しNIPPER[saga]
2016/02/13(土) 20:52:29.65 ID:XmKtMl4U0
ボクと雪歩が別れてから2週間――雪歩が事務所に戻ってきた。
雪歩は皆の前で深く頭を下げて、「迷惑をかけてしまってごめんなさい。」と謝罪した。
57:名無しNIPPER[saga]
2016/02/13(土) 20:55:39.49 ID:XmKtMl4U0
小鳥さんから聞いたところによると、部屋に閉じこもっていた雪歩を外に連れ出したのはプロデューサーらしい。
日々の業務をこなしながらも毎日雪歩の実家を訪れ、粘り強く家族と交渉し、雪歩の部屋の外からドア越しに説得を重ね、2週間かけて雪歩をアイドルの世界へ連れ戻したのだ。
優しいけど少し頼りない、という印象がプロデューサーにはあったけれど、やる時はやる人だという事が今回の雪歩の一件でわかった。
58:名無しNIPPER[saga]
2016/02/13(土) 20:57:33.17 ID:XmKtMl4U0
雪歩と事務所ですれ違っても会話の無い日々。例え視線が合ったとしても、次の瞬間には雪歩の視線はボクから逸らされていた。
それが辛くてもボクから話しかけたりはしない。雪歩をあれだけ傷付けたんだ、こんな扱いくらい当然だ、と……自分にそう言い聞かせていた。
ボク達の間に会話が無い事に気が付いた皆に心配されたりもしたけれど、ボクは「喧嘩してるわけじゃないから。」と軽い感じを装って質問を受け流していた。
59:名無しNIPPER[saga]
2016/02/13(土) 20:59:33.51 ID:XmKtMl4U0
そんな日々が続いて2ヶ月ほど経った頃――
ボクは朝早くに目が覚めたので、日課のジョギングを済ませて朝ご飯を食べてからいつもよりかなり早い時間に事務所に顔を出した。
60:名無しNIPPER[saga]
2016/02/13(土) 21:01:42.11 ID:XmKtMl4U0
部屋の中で二人きりになるのは久しぶりだから少し狼狽える。今までは意識してこのシチュエーションを避けてきたから。
なんて声を掛ければいいのだろう、もう二ヶ月近く話してないから咄嗟に言葉が出てこない。
そんなボクを尻目に、驚いた事に雪歩の方からボクに話しかけてきた。
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