過去ログ - 【安価】 京太郎「魔物と」 咲「牌に愛された少年」 穏乃「第十九話だっ!」
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884: ◆wTbHWj0PbM7d[saga]
2016/03/18(金) 23:24:55.68 ID:jWJSnC1fo
進級当初は、今年は運営する側であり、自分が楽しむことが出来る要素は無いと思っていた。

麻雀部での催しも、昨年の二人だけだった状況とは比べ物にならないくらい盛り上がるだろう。

私も肩書きが無ければ、ただの女子高生。

当然、皆と一緒に楽しんだり、気になる男子と一緒に回ってみたいという願望はある。

しかし、当日は学生議会の仕事もあるため、普通の学生の様に楽しめる余裕は無かった。

全て内木君に任せるという訳にもいかない。

少しばかり、学生議会長となったことを後悔した。


久 (明日以降何が起こるかわからないし、のんびり出来るのは今日だけかも。)

久 (今年が最後だし、ちょっとくらい、いいわよね……)

久 「……ねぇ須賀君、今少し時間ある??」

京太郎 「あ、はい。別に大丈夫ですけど」クルッ

久 「もしかしたら当日、飲み物とかの備品が足りなくなるかもしれないから、気持ち余分に用意しておこうと思って。手伝ってくれる?」


―― 私は、『嘘』をついた。



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