過去ログ - 将軍「君の持っている『機神装甲』をいただこうか」
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19:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/21(日) 18:04:02.67 ID:qKsrxRFI0

ピッ!と短い笛の音が聞こえたと同時に、ミズキの姿は既に敵の真ん前にあった。


??「……あー? 誰キミ?」

体操服「どもッス! 自分はミズキって言うッス!」


暗闇でも分かるほど元気な笑顔で、彼女は軍隊の長に向けて挨拶した。

長はそう、と言って乾いた笑い方をした。
黒のローブを頭からすっぽり被っており、暗闇も手伝って顔が全く見えない。


??「で?そのミズキさんが何の用? 僕たちこれから大事な用があるからどっか行ってくんない?」

体操服「んー、別に用はないッスけど。皆さんが『時計型』機神装甲を奪うんなら、ちょっと待ってもらえないかなーなんて!」

??「……ヘェ、キミあの爺さんとこの子かァ」

体操服「あ、そーッスそーッス!団長元気ッスよー」

??「そっかそっか、まんまと待ち伏せされてた訳ね。ハァ、あの爺さん元気かぁ。全く要らない情報だけど」


ミズキには相手が笑ったように思えた。
一瞬で怖い局面になった事が感じ取れる。


??「キミの首でも送りつけたら、あの爺さん悲しむかなぁ?!」

体操服「なるほど、こりゃ強いッスね」


ミズキは間髪入れずに笛を咥えた。


体操服「集合!」


     オールアウト
【No.23『全軍突撃』 archetype:号笛】

ミズキの持つホイッスル型の機神装甲。
使い手を好きな場所に移動できる力と、味方を使い手のもとに召喚させる力を持つ。


笛の音と同時に、各所に潜んでいた団員が一斉にミズキの傍に出現した。


男「結局正面突破か」

髭「住民は既に避難させましたよ。全く、我々が隠れていた意味がない」

金髪「ま、分かりやすくていいさね」


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