過去ログ - 提督「ウチは平和・・・なのだろうか?」艦娘「・・・・・」 その3(最終)
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◆uyMG3dCVpM
[sage saga]
2016/02/14(日) 05:20:59.71 ID:MlAAUWKt0
南方棲鬼「彼女達とは何回か接触したことがあって・・・もうしかしたら取り次げるかもしれない」
海野「ようするに、南方棲鬼を一度開放して海に戻ってもらうんです。そして内通者として・・・」
提督「・・・取材の方が来るとは聞いていましたが、まさか青姉とは・・・連絡くらいくださいよ」
海野「いきなりの方がびっくりするでしょ?」
彼女には幼い頃によく面倒を見てもらった。
父の部下の艦娘で青葉。今は解体されて海野と名乗っているが、
自分にとっては「青姉」の方がしっくりくるのでそう呼んでいる。
よく「お母さんって呼んでいいんですよ」と当時、両親を無くしたばかりの自分によくしてくれた。
会うのは数年ぶりで、すでに人間になっているので、外見年齢に変化はあるものの、かつての面影をどことなく残していた。
ジャーナリストになるとは聞いていたが、上手くやっているようだ。
提督「確かにビックリしましたけど・・・」
海野「でしょ?」
南方棲鬼と並んで座って、お互いどこか長年付き合いのある関係にも見えることから
間違いなく、南方棲鬼は自分の母親なんだなと再認識した。
提督「話を戻しますが・・・どういうことでしょうか」
南方棲鬼「私が一度深海に戻り、穏健派と接触してこちらについて貰うの」
海野「聞けば、その穏健派の数が日に日に増して居て、深海棲艦の中でも無視できない勢力なっているんですよ」
提督「私としても、彼女達との接触は考えていましたが・・・可能なのですか?」
南方棲鬼「恐らく高い確率で可能だと思う」
南方棲鬼が顔が利くと言うならば、自分達よりは接触出来る可能性はかなり上がる。話も聞いてもらえるだろう。
海上から延々と当てもなく探すのとはワケが違う。
彼女達と接触し、協力関係を結び、友好的な関係を築ければ多くの物事が前に進む。
協力者として共闘することで、深海棲艦も自分達と同じ様に感情を持ち、知恵を持ち、
意思疎通の出来る相手であると人類側に証明が出来る。
現状の人類と深海棲艦、どちらか一方が滅びるまでの際限の無い争いを終わらせる事が出来るかもしれない。
深海棲艦は感情も個性も無く、人間をただ攻撃するだけの悪意を持つ未知の存在とされる今の人類側の既存概念を覆すことになるだろう。
そして、協力者の深海棲艦の手を借りて深海棲艦側の指導者とされる南方棲戦姫と接触する。
最大の目標は深海棲艦側との終戦交渉。
今までで分かった事だが、深海棲艦側にも戦いを望まない者が居るという事実も大きい。全ての固体が争いを望んでいるわけではないのだ。
なら、終わらせることが出来る可能性は大いにある。
人間と艦娘と深海棲艦。3者が歩み寄って、新しいこれからを作っていける未来は夢物語ではなく、
足掻いて、手を伸ばし続ければ叶う所まで来ているように感じた。
それは提督が生涯を賭してでも叶えたい事だった。
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