過去ログ - 真姫「少し遅れたバレンタイン・デイ」
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2:名無しNIPPER
2016/02/15(月) 02:41:52.22 ID:AwFzoG1+o
 2月15日。
 どんなに暗澹たる気分であっても、いつもどおりに太陽は昇る。
 未だ冬の最中といえど春の気配を感じられるほどには暖かい。
 カバンのなかには、先日作ったチョコが入っている。もしかしたら渡せるんじゃないか、なんて。

以下略



3:名無しNIPPER
2016/02/15(月) 02:42:21.15 ID:AwFzoG1+o
「まーきちゃん」
「っ!?」

 不意に襲い来る衝撃に手に提げていた鞄を取り落とす。
 心拍数が上がるのを感じながら、背中に飛びついてきた人物を確認する。
以下略



4:名無しNIPPER
2016/02/15(月) 02:42:50.13 ID:AwFzoG1+o
「真姫ちゃん」
「……なによ」
「話だけでも、聞かせてくれないかな。真姫ちゃんの力になれるのならなりたいし、話すだけでもすっきりすると思うから」
「……私は」

以下略



5:名無しNIPPER
2016/02/15(月) 02:43:19.76 ID:AwFzoG1+o
 思い立ったが吉日ということでその日の練習は休んだ。もちろん、理由は伏せて。穂乃果も同じように休んだ。
 一度家に戻り、スーパーでチョコの材料を買ってから穂むらへ向かう。バレンタインが終わり、投売りされていたお陰で非常に安く買うことができた。

「いらっしゃい」
「お邪魔するわ」
以下略



6:名無しNIPPER
2016/02/15(月) 02:43:45.84 ID:AwFzoG1+o
 そういって穂乃果は作業を開始する。
 手早くチョコを細かく切り刻み、生クリームを火にかける。沸騰しない程度に暖まったものをチョコと一緒にボウルへ入れる。

「室温が低かったら湯煎もしたほうがいいかな。今日はあったかいからいらないけど」

以下略



7:名無しNIPPER
2016/02/15(月) 02:44:12.07 ID:AwFzoG1+o
「正直、意外だったわ」

 チョコ作りの練習は日が暮れるまで続いた。
 十分な練習ができたとはいいがたい。が、明日明後日中に渡さなければならないというわけではない。さすがに、何度も部活を休むことはできないけれど。

以下略



8:名無しNIPPER
2016/02/15(月) 02:44:38.77 ID:AwFzoG1+o
「今日は、ありがとう」
「どういたしまして。……真姫ちゃん、ファイトだよっ」
「うん、頑張る」


9:名無しNIPPER
2016/02/15(月) 05:02:33.15 ID:AvuK3n7V0
つまんね


10:名無しNIPPER[sage]
2016/02/15(月) 07:01:29.28 ID:3cV+WIzsO
支援


11:名無しNIPPER[sage]
2016/02/15(月) 15:38:17.35 ID:a2dWiPLWo
つまんねもんじゃさん、ちーす


12:名無しNIPPER[sage]
2016/02/15(月) 19:47:42.69 ID:Du6gaFh6O
ほのまきすき


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