過去ログ - 三船美優「ビフォア ザ シンデレラ」
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22: ◆K5gei8GTyk[saga]
2016/02/21(日) 01:01:45.71 ID:mWvUcEHC0
 美優「あ……ああ……」


 彼女は顔をくしゃくしゃにして泣いていた。

以下略



23: ◆K5gei8GTyk[saga]
2016/02/21(日) 01:02:32.36 ID:mWvUcEHC0
 P「この店は仕事上がりによく立ち寄るんだ」

 俺が彼女を連れてやってきた先は、大人組のアイドルと飲むときに利用するBARだった。

 美優「…………」
以下略



24: ◆K5gei8GTyk[saga]
2016/02/21(日) 01:03:52.35 ID:mWvUcEHC0

 P「いままで、よく頑張ったな」



25: ◆K5gei8GTyk[saga]
2016/02/21(日) 01:05:38.41 ID:mWvUcEHC0
 美優「……え?」

 彼女は拍子抜けした声を出した。突然そんなことを言われたものだから、当然の反応だろう。


以下略



26: ◆K5gei8GTyk[saga]
2016/02/21(日) 01:07:38.22 ID:mWvUcEHC0
 P「頑張ったことは、必ず報われなきゃいけないって、俺は思うんだよ」


 P「誰かの為に頑張っているひとこそ、俺は労ってあげたいんだ」

以下略



27: ◆K5gei8GTyk[saga]
2016/02/21(日) 01:10:42.78 ID:mWvUcEHC0
 俺自身、最初はプロデューサーという仕事に、あまり乗り気ではなかった。

 可愛いアイドルが売れて、そうでないアイドルは売れない。そこにプロデューサーの手腕なんて、絡まないものだと思っていた。


以下略



28: ◆K5gei8GTyk[saga]
2016/02/21(日) 01:13:20.38 ID:mWvUcEHC0
 それはなにも、アイドルに限ったことじゃない。

 努力は結果を約束するものじゃなくても、決して、なかったことにはならないからだ。

 P「お前の努力はきっと、無駄になんかならない」
以下略



29: ◆K5gei8GTyk[saga]
2016/02/21(日) 01:14:27.51 ID:mWvUcEHC0
 そしてその微笑みを目にした瞬間、俺は、まるで雷が直撃したかのような天啓にうたれた。

 もう、このこと以外にはなにも考えられないほどの、圧倒的な衝撃。


以下略



30: ◆K5gei8GTyk[saga]
2016/02/21(日) 01:15:19.24 ID:mWvUcEHC0
 大きく一度、深呼吸をする。



 P「美優」
以下略



31: ◆K5gei8GTyk[saga]
2016/02/21(日) 01:16:10.48 ID:mWvUcEHC0

 P「シンデレラに、なってみませんか?」



32: ◆K5gei8GTyk[saga]
2016/02/21(日) 01:17:29.56 ID:mWvUcEHC0
 ここまでは、彼女が舞踏会の階段を駆け上がるまでの物語。


 ここから、灰を被っていた彼女が、誰もが見惚れるお姫様に変身するまで、もう少しだけ紆余曲折があるのだけど。

以下略



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