過去ログ - 速水奏「ゆらゆら揺れて、夢のようで」
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名無しNIPPER
[saga]
2016/02/22(月) 17:56:19.83 ID:5MCPQXq+0
私がインスタントのコーヒーにたっぷりミルクを入れたら、それを見て凛はちょっぴり饒舌になる。
北海道ではまだまだスキーができることだとか。
お土産として買ったチョコレートを少しだけ食べてしまったことだとか。
以下略
7
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/02/22(月) 17:58:04.63 ID:5MCPQXq+0
「それでも、夢は白いドレスだよね」
「まぁ、そうよね。女の子だもの」
以下略
8
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/02/22(月) 17:59:01.80 ID:5MCPQXq+0
「凛はいつか、私と一緒にステージに立ちたいって思う?」
「……思わないかな」
以下略
9
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/02/22(月) 18:00:12.14 ID:5MCPQXq+0
「この曲誰の歌なの?」
「シガーロスってバンドよ。ほら、映画でも使われてたでしょ」
以下略
10
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/02/22(月) 18:00:42.87 ID:5MCPQXq+0
凛はこてんと私の肩に頭を乗せる。
高い体温が伝わってきて、やっぱり猫みたいだと思った。
ふふっ、って笑ってしまって、彼女からはジト目が飛んできたけれど、でも犬を飼っている凛が「猫みたいだ」なんて、可笑しいって思わない?
以下略
11
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/02/22(月) 18:02:27.08 ID:5MCPQXq+0
―――――
それから私たちはそれぞれシャワーを浴びて、またベッドの上に並んで座った。
以下略
12
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/02/22(月) 18:03:56.33 ID:5MCPQXq+0
ちなみに私も鳥の着ぐるみを着ている。
フードには飾り羽が付いていて、なんていう鳥かフレちゃんに聞いたら「ミミズクだよ!」だそうで。
「ミミズクなんて、奏にはぴったりだよね」
以下略
13
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/02/22(月) 18:04:44.11 ID:5MCPQXq+0
カチコチ時計が鳴っている。もうすぐ十二時だった。
普通の女子高生のお泊まり会だったら、ここからが本番だったりするのかもしれない。
でも、私たちの夜会は、だいたい日付が変わる頃にはお開きになる。
以下略
14
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/02/22(月) 18:06:24.38 ID:5MCPQXq+0
私たちはむぐむぐベッドに潜る。
彼女が口元まですっぽりタオルケットをかぶったら、三センチだけ背の低い私はつま先が冷えてしまう。
少し丸まれば、ベッドの上は私たちでいっぱいになった。
以下略
15
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/02/22(月) 18:07:01.35 ID:5MCPQXq+0
「奏はさ」
「なぁに?」
以下略
16
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/02/22(月) 18:09:26.33 ID:5MCPQXq+0
―――――
凛を最初に泊めたのは、たしか十二月の雪の降った日だった。
以下略
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