24:名無しNIPPER[saga]
2016/02/27(土) 20:58:07.53 ID:887tizks0
真ちゃんを支えている手を自由にするために、とりあえず真ちゃんにはベッドに腰掛けてもらう。
水を持ってこないと……。その前に、リビングの明かりを……。
ベッドのすぐ脇にある電灯のスイッチに手を伸ばそうと、真ちゃんに背を向けた――その瞬間
グイッ
「キャッ……」
左腕を掴まれて、強引にベッドに引き倒される。私が仰向けに倒れこむと同時に、真ちゃんも体勢を崩したように上から覆いかぶさってきた。
――立とうとして私の腕を掴んだけどできなかったのかな……。それよりも……
顔の距離が近い。私に覆いかぶさるように倒れてきた真ちゃんは、私の左肩に顔を埋める体勢のまま動かない。首筋に直に、間隔の長い熱い吐息が当たる。アルコールのせいなのか呼吸が少し荒い。完全に体重を預けられていて身動きが取れない。
細めの体型に見えるけれど、ずっと運動部だったからか真ちゃんは結構身体つきがしっかりしている。こんな風に密着しているとそれがよくわかる。
私とは違う……真ちゃんは男の人だから……。
意識し出すと急に今の状況が恥ずかしくなってきた。とにかくどいてもらわないと……
声をかけようと口を開いたと同時に首筋に違和感。素っ頓狂な高い声が漏れる。
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