過去ログ - 【FEif】カムイ「私の……最後の願いを聞いてくれますか?」―3―
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923: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/06/09(木) 23:11:55.55 ID:3LDpXjjP0
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「ふむ、遅かったが、何か問題でもあったのかマクベス?」
「いえ、なにも問題などございません。それよりも、カムイ王女とガロン王様との昼食に遅れてしまい申し訳ありません」
「なに、問題はない。カムイから聞いている。今は魔法を先行しているそうだな?」
「はい、いずれは剣を握られることになるかもしれませんが、まずは物事を覚えることに力を注ぐべきと考えました故」
「まきゅべす、おしえるのとってもじょうずなんだー」
「くくくっ、そうか。さすがはマクベス、頼りになる。それで、カムイよ、魔法の勉学とは――」

 ガロンとカムイの談話を眺めるマクベスの顔はいつものままであった……が、内心はとてもドキドキを繰り返している。
 先ほどの遭遇戦でモーニングはご退場となったのだから。たぶん死んではいないが、数日はベッドから出られないだろう。何せ、蓋を開けてすぐに逃げ出して吐いて倒れたのだから。そんな香りをはなっていた代物を、今からここにいる三人は食すことになるのである。
 料理の順番は決まっていた。
 まず、パンが来る。
 次にスープが来る。
 そして元煮込みハンバーグが来る。
 その後のことなどマクベスには心底どうでもいい。
 デザートはカムイの大好きなものにしてあるらしいが、そこまで行けるかどうかなのである。


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