過去ログ - 幼馴染に貰ったぬいぐるみが喋りだした話
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20:名無しNIPPER
2016/03/05(土) 01:38:28.07 ID:OALiasat0
幼馴染からの忠告、いや多分あいつは俺のことを心配してくれて言ってくれたんだと思う。
けど、その心配がその時の俺には不必要なものだった。
もっと早く、もっと高く、もっと正確に。
その時の俺はそんなことしか頭になかった。

以下略



21:名無しNIPPER
2016/03/05(土) 01:44:16.80 ID:OALiasat0
ピーーー

やかんが沸騰を知らせる笛を鳴らす。
慌てて火を止め、大きなため息を漏らす。

以下略



22:名無しNIPPER
2016/03/05(土) 02:06:37.14 ID:OALiasat0
紅茶を入れ終え、幼馴染がいるであろうリビングへ戻る。

「あ、紅茶入った〜?」

幼馴染は炬燵に潜り込み、顔しか出ていない状態だった。
以下略



23:名無しNIPPER[sage]
2016/03/05(土) 20:07:47.14 ID:RfiU3dCI0
面白いっす


24:名無しNIPPER
2016/03/05(土) 23:56:23.45 ID:OALiasat0
テレビには、クリスマスらしいの泥棒を撃退する映画が流れていた。

「あ、これ〜。何回見ても面白いよねぇ」

幼馴染は俺の入れてきた紅茶を飲みながら、画面から目を離さない。
以下略



25:名無しNIPPER
2016/03/06(日) 00:43:37.63 ID:3Asup3TC0
「やっぱり何回観ても面白いねぇ、この映画」

幼馴染はソファに座る俺の方を向き、感想を求めてくる。

「確かに面白いけど、やっぱ二、三回観てると飽きるよ…」
以下略



26:名無しNIPPER
2016/03/06(日) 00:59:18.48 ID:3Asup3TC0
リビングの壁掛け時計を見ると、もう時刻は十一時を指す頃だった。
付けっぱなしのテレビからは夜のニュース番組が流れている。

「だからさっき言ったんじゃん。男くんのことを祝いに来たんだってば〜」

以下略



27:名無しNIPPER
2016/03/06(日) 01:24:16.46 ID:3Asup3TC0
「何それ?どういうこと?」

幼馴染は立ち上がり俺の座っているソファに前に来ると、顔を近づけて来る。
俺と幼馴染との顔の距離は、ほんの数センチまで迫っていた。

以下略



28:名無しNIPPER
2016/03/06(日) 01:42:34.85 ID:3Asup3TC0
「帰る…」

「あ、ああ…もう遅いし送ろうか?」

「いいわよっ!このバカっ![ピーーー]ぇっ!」
以下略



29:名無しNIPPER
2016/03/06(日) 02:11:11.60 ID:3Asup3TC0
男くんへ…
メリークリスマス&ハッピーバースディ!!

メッセージカードにはシンプルにそう書かれていた。

以下略



30:名無しNIPPER
2016/03/06(日) 02:30:57.88 ID:3Asup3TC0
翌日、昨日から高校も冬休みに入り、気が抜けた俺は昼過ぎまで眠っていたらしい。
雪は降っていないようだが、窓は結露し外はかなり寒いことが分かる。
結局昨日はあれからリビングのソファで眠ってしまったらしい。

「あぁ、起きたくねぇ。もう一生寝ときたい…」
以下略



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