過去ログ - 幼馴染に貰ったぬいぐるみが喋りだした話
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名無しNIPPER
2016/03/06(日) 08:48:44.05 ID:3Asup3TC0
とりあえず一旦落ち着こう。
深呼吸、深呼吸…
すぅ〜はぁ〜。すぅ〜はぁ〜。
「って、落ち着けるかぁ〜!」
以下略
35
:
名無しNIPPER
2016/03/07(月) 19:31:18.81 ID:W7vTjwJH0
「いやいや、そうじゃなくてさ」
状況が把握できないぜ…
「と、とりあえず、何で言葉話せんの?」
以下略
36
:
名無しNIPPER
2016/03/07(月) 20:58:17.64 ID:W7vTjwJH0
とりあえず、幼馴染に確認してみたほうがいいのか。
でも俺、幼馴染のメアドも携帯番号すら知らないしなぁ…
かといって幼馴染の家に直接確認しに行くのもなぁ…
「…はぁ〜」
以下略
37
:
名無しNIPPER
[sage]
2016/03/10(木) 21:26:34.33 ID:gzTlf5E1o
まってる
38
:
名無しNIPPER
2016/03/13(日) 01:53:53.18 ID:iJ/JKu7S0
「なぁ、ぬいぐるみ!」
「…ぬいぐるいはやめて下さい」
「じゃあ何て呼べばいいんだよ?サンタか?」
以下略
39
:
名無しNIPPER
2016/03/13(日) 02:15:10.35 ID:iJ/JKu7S0
「……あ、それでは私のことはミカって呼んでください」
「ミカか…ちなみに理由を聞いてもいいか?」
「机の上にみかんの皮ががあったからです…」
以下略
40
:
名無しNIPPER
2016/03/14(月) 01:48:08.76 ID:wUAojjrY0
「ああ、そうそう。なぁミカ。お前さっき目が覚めたらその身体になってたって言ってたじゃん?」
「はい、確かにそう言いましたね」
「ってことはさ。ミカはその身体になる前は何だったの?」
以下略
41
:
名無しNIPPER
2016/03/14(月) 02:06:02.32 ID:wUAojjrY0
でもとりあえずは幼馴染になにか聞きに行くしかないか…
喋るぬいぐるみのおかげですっかり覚めてしまった目をこすりながら、洗面所に向かい顔を洗う。
余談だが、冬の床を素足で歩くと寒さで足がおかしくなりそうなので、着ているズボンを少しずらして足の裏に布地を添える人は俺だけじゃないはずだ…
だって寒いんだもん…
以下略
42
:
名無しNIPPER
2016/03/14(月) 02:14:37.55 ID:wUAojjrY0
この状況を傍から見たらどう思われるのだろうか…
ぬいぐるみに話しかける高校生…
ああ、ただの変人か…
以下略
43
:
名無しNIPPER
2016/03/14(月) 02:26:56.52 ID:wUAojjrY0
それから支度を済ませ幼馴染の家に向かおうとしたのだが…
ミカ、どうしよう…
幼馴染に何かを聞くにしてもこいつを連れて行っていいものだろうか。
いきなり自分が作ったであろうぬいぐるみが喋っているところを見せつけられる。
以下略
44
:
名無しNIPPER
2016/03/14(月) 02:46:06.68 ID:wUAojjrY0
そういうミカの顔は、なんというかぬいぐるみにしてはいい顔をしていた。
笑うでもない、微笑むでもない、何とも言えない顔で。
てかこの人形、表情も変わるんだな…
確かに出会った時から喋る時は口がしっかり開いてたな…
以下略
45
:
名無しNIPPER
2016/03/14(月) 02:49:02.70 ID:wUAojjrY0
ここで問題発生。
「なあミカ。お前以外にでかいよな…」
このぬいぐるみ、以外にも俺の膝丈くらいまである。
以下略
46
:
名無しNIPPER
2016/03/14(月) 02:53:42.96 ID:wUAojjrY0
「いいんじゃないですか。歩いて話す人形と外に出かけるなんてなかなか体験できるものじゃないですよ」
いや、そりゃそうだろ。
「…でもね、俺ももう高校生なわけですよ…小学生ならまだしも高校生にもなって人形もって出歩くとか、ただの変質者だろ…」
以下略
47
:
名無しNIPPER
2016/03/14(月) 02:59:06.34 ID:wUAojjrY0
「…まぁいいや。じゃあミカ俺の肩の上にでも乗っとけば」
「そうします」
そう言うとミカは俺の肩までジャンプする。
以下略
48
:
名無しNIPPER
2016/03/14(月) 03:01:02.50 ID:wUAojjrY0
「その前に一つだけいいですか?」
「何?」
「私はまだあなたの名前を聞いてません。名前がわからないとあなたのことをなんと呼べばいいのか分かりません…」
以下略
49
:
名無しNIPPER
2016/03/14(月) 09:25:39.28 ID:u9dfhHd/0
期待
50
:
名無しNIPPER
2016/03/14(月) 21:21:31.61 ID:wUAojjrY0
俺たちはそれから雪の降る中、幼馴染の家へと向かった。
まぁ徒歩二分ぐらいで着くけどな…
俺の住む町は田舎とまではいかないが、山や住宅地も多い。
都会の方から見れば、田舎の部類に入るだろう。
以下略
51
:
名無しNIPPER
2016/03/14(月) 22:23:08.83 ID:wUAojjrY0
こんな会話をしながら住宅街を歩くこと二分弱。
俺たちは幼馴染の家の前に到着した。
ああ、二分歩いただけで身体中寒い…
しかし、幼馴染の家を訪れるのは何年ぶりだったかな…
以下略
52
:
名無しNIPPER
2016/03/15(火) 00:50:32.18 ID:HnjHIJmZ0
インターホンを二度押し、誰かが出てくるのを待つ。
ああ、なんかやっぱ緊張してるわー。
心臓がバクバク鳴ってるわ…
なんというか告白しようと家に来た中学生のような気持ちだわ…
以下略
53
:
名無しNIPPER
2016/03/15(火) 01:24:04.42 ID:HnjHIJmZ0
ミカが何かを言うと同時に、あたり一面に強い風が吹き荒れる。
「おお、スゲェ風だな。それで、なんだって?」
「…いえ、何でもありません。独り言です」
以下略
54
:
名無しNIPPER
2016/03/15(火) 04:22:39.81 ID:HnjHIJmZ0
まぁ、もちろんミカの独り言は聞こえていた。
真後ろにいるミカの声が風の音なんかで聞こえないことなんてないだろう。
でも、聞こえなかったふりをした。
人は心の奥底に自分でも理解しえない感情を持っている。
以下略
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