過去ログ - 兄『俺ジジッ死んだら、どう思う?』妹「死なないから」
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251:名無しNIPPER
2016/08/23(火) 17:02:29.06 ID:6UXOf7XvO
執事「馬鹿者、それは単なる体当たりだ。予備動作がわかりにくい、単なる体当たりだろうてッ!」

兄「ハァァッ!? どーみたって上手く行ってただろ、完全に拳法使えちゃってただろーが!?」

執事「氣の通っておらん技に法を語るな。クッハ〜、やはり化物に人の理を学ぶなど不可能であったか…」
以下略



252:名無しNIPPER
2016/08/23(火) 17:03:32.00 ID:6UXOf7XvO
執事「笑えんが、惹きつけるものは実に出来がよい、今後も儂を笑わせろ」

兄「ッ〜〜〜…あんま調子に乗らせたくないから言わなかったけど、門番ちゃん」

門番「な、なんだ皆してオレに何を斯くしてやがんだっ?」
以下略



253:名無しNIPPER
2016/08/23(火) 17:06:36.71 ID:6UXOf7XvO
妹「なるほど。つまりこの山は『噴火しないからやばい』と」

巫女「はい。今、龍唯吹山のマグマ溜まりでは爆発寸前の水蒸気が溜まっております」

巫女「高効率で排出するには頂上付近の岩肌地帯、その岩石を取り除く必要があるのです」
以下略



254:名無しNIPPER
2016/08/23(火) 17:08:16.91 ID:6UXOf7XvO
巫女「『龍唯吹山には多くの水源が眠っておりますわ』」

巫女『枯れれば次を言い当て、また次を言い当てる。これぞ水を由来にして繁栄した、我がチカラ』」

妹「…じゃあわかるんですね、今の源泉が切れるタイミングか」
以下略



255:名無しNIPPER
2016/08/23(火) 17:09:44.84 ID:6UXOf7XvO
『お、おう』

『コホン! オマエ達はこのまま頂上へ向かえ、そして岩肌地帯、通称『逆鱗』でワタシが選んだ岩を粉砕してもらうぞ』

巫女「…壊すことなら私には簡単です。ですが、精巧な威力など私は…」
以下略



256:名無しNIPPER
2016/08/23(火) 20:56:14.20 ID:6UXOf7XvO
岩肌地帯

巫女「つきました吸血鬼様…! 何から始めればよろしいでしょうか…!?」

『む…煙いな…ちょっと待て、イモウトよ』
以下略



257:名無しNIPPER
2016/08/23(火) 20:56:42.48 ID:6UXOf7XvO
『さて、初撃は好印象。龍もよほど機嫌が良いらしい、己の弱点を触れられ未だ暴れださん』

妹(あ。なんとなくわかった、今からやっていくのっていわゆる『わにわにパニック』みたいなってことか)

『今の目的は【選別】だ』
以下略



258:名無しNIPPER
2016/08/23(火) 20:57:43.38 ID:6UXOf7XvO
巫女「はぁ…はぁ…はい、わかりました…」ギュッ

巫女(体力の消耗が激しい…例え無事に成功しても、妹様を連れて逃げるのはもしや…)

巫女(…お姉ちゃん、もしもの時はそっちに任せるね。好きに私の身体を使っていいから、とにかく妹様だけでも助けて)
以下略



259:名無しNIPPER
2016/08/23(火) 20:58:33.10 ID:6UXOf7XvO
女「なにっ!?」

メイド(何故、ここまで近づけたのですッ? 視線は感じていた、高射での俯瞰視点であり優位な立場でなお上回る、その…ッ)


以下略



260:名無しNIPPER
2016/08/23(火) 20:59:25.97 ID:6UXOf7XvO
『だから力なき人間さ。何処にでも居て、何処にでも消える』

『雑踏の中で通り過ぎる他人の一人で、昨日は顔を合わせなかっただけの存在』

『ただ今日は偶然にも出会ってしまっただけ、なるほど、そりゃ運命だろうか』
以下略



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