3: ◆aujQ5B6q.2XT[sage]
2016/03/11(金) 18:04:47.87 ID:uD15H3tAO
私は人生で一番密な3年間を過ごしてきた…と思っている。
今までが楽しくなかった、という訳ではないが、仲間と――μ’sとして過ごした日々は、私を、煌びやかで壮麗でそれでいて個性豊かな色に染めあげてくれた。
感謝…というと変なのかもしれないけど、私は間違いなく感謝している。
4: ◆aujQ5B6q.2XT[sage]
2016/03/11(金) 18:15:54.91 ID:uD15H3tAO
「それでも二度と会えなくなるわけじゃないんだし、そこまで悲しむことはないんじゃないの?」
強がって嘘を吐いた。
5: ◆aujQ5B6q.2XT[sage]
2016/03/11(金) 18:31:05.00 ID:uD15H3tAO
「………」
「…私ね、凛ちゃんと真姫ちゃんと同じ学年で本当に良かった」
6: ◆aujQ5B6q.2XT[sage]
2016/03/11(金) 18:57:21.92 ID:uD15H3tAO
―――――――
歩くのは最後の帰り道。花陽が真ん中だ。
7: ◆aujQ5B6q.2XT
2016/03/11(金) 21:46:10.71 ID:uD15H3tAO
―――――
「「「ごちそうさまでしたーっ」」」
8: ◆aujQ5B6q.2XT[sage]
2016/03/12(土) 10:21:21.54 ID:qdaAcIqAO
―――――
店の外に出ると、もうすっかり暗くなっていた。頬を撫でる夜風が気持ちいい。
9: ◆aujQ5B6q.2XT[sage]
2016/03/12(土) 10:31:05.07 ID:qdaAcIqAO
「それでねぇ…」
「あはは」
10: ◆aujQ5B6q.2XT[sage]
2016/03/12(土) 10:37:05.96 ID:qdaAcIqAO
――やがて二人の背中は闇に消えていった。
私は…私は何も考えずに帰った。いや…何も考えたくなかった、というほうが正しいだろう。
11: ◆aujQ5B6q.2XT[sage]
2016/03/12(土) 10:49:08.82 ID:qdaAcIqAO
――――――
「あら、お帰りなさい」
12: ◆aujQ5B6q.2XT[sage]
2016/03/12(土) 11:01:08.54 ID:qdaAcIqAO
――卒業式、当日
私は安定していた。少なくとも、昨夜のように気持ちは乱れていない。
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