過去ログ - 俺ガイルSS 『思いのほか壁ドンは難しい』
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206:1
2016/04/03(日) 23:44:00.85 ID:LVrJJs9Q0

折本「あたし海総高校の折本かおり。比企谷とは中学ン時の同級生。確か合同イベントの時一緒だったよね?」

さすがに他人との間に壁を設けないサバサバ系を自負するだけあって、まるで物怖じすることなく慣れた調子で自己紹介をする。

以下略



207:1 [sage]
2016/04/03(日) 23:45:02.66 ID:LVrJJs9Q0

川崎「…で、あんたそいつとは、その、どんな関係なの?別に興味とかないんだけど、一応?」ゴニョゴニョ 

折本「比企谷とは、それほど親しかったってわけでもないんだけど…あ、そうそう、昔、いきなりコクられたこととかあって?」

以下略



208:1 [sage]
2016/04/03(日) 23:45:37.43 ID:LVrJJs9Q0


「…ったー。あ、ごめんなさいっ…って、あれ? もしかして、先…輩…じゃないですか?」




209:1 [sage]
2016/04/03(日) 23:47:46.73 ID:LVrJJs9Q0

亜麻色をしたセミロングの髪。やや大きめのダッフルコートの下から伸びた細く華奢な脚。
余った袖口からわずかに覗く白い指先が庇護欲をくすぐるが、明らかに計算されているであろうそのあどけなさい仕草が逆に狙いすぎててなんかあざとい。

―――― よくよく見れば、それは俺の後輩で一年生にして総武高校の生徒会長でもある一色いろはだった。
以下略



210:1 [sage]
2016/04/03(日) 23:49:41.81 ID:LVrJJs9Q0

俺の味も素っ気ない返事に、一色が「むぅ」とか言いつつ可愛らしくムクれてみせるが、残念ながらその手には乗らない。
ちょっと甘やかすと絶対につけあがるのは目に見えているし、それ以前に妹の小町で何度も経験している。


以下略



211:1 [sage]
2016/04/03(日) 23:52:00.33 ID:LVrJJs9Q0

これは何を言ってもドツボに嵌る、お決まりのフル(ボッコ)コースのパターンだ。

思わず燦然と光輝く不可避の巨大死亡フラグが頭上に屹立するのを幻視してしまう。やはりここはちゃんと事情を説明して、あらぬ誤解を解くのが先決だろう。

以下略



212:1 [sage]
2016/04/03(日) 23:54:27.43 ID:LVrJJs9Q0


一色「はぁ…まったく何やってんだか」

ひと通り俺の釈明を聞いた一色の、呆れたような、何か色々と諦められたかのような溜息にムカついたが、さすがに今のこの状況では何も言い返せない。
以下略



213:1 [sage]
2016/04/03(日) 23:56:24.11 ID:LVrJJs9Q0

八幡「え…?」

一色「…は?」

以下略



214:1 [sage]
2016/04/03(日) 23:59:10.41 ID:LVrJJs9Q0

川崎「じゃ、あたし、そろそろ帰るから」

ぐずつき始めた京華を背負った川崎が、何か言いたげに俺を見て、だが、仕方なくといった感じで寒さで白く靄(もや)る溜息をひとつ残しその場を立ち去ると、

以下略



215:1
2016/04/04(月) 00:02:11.38 ID:Cl7aiShO0

では、今日はこのへんで。ノシ 

このペースなら、予定通りあと2回で終わりそうです。


216:名無しNIPPER[sage]
2016/04/04(月) 00:09:56.25 ID:fdLEwsgRO
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