過去ログ - 俺ガイルSS 『思いのほか壁ドンは難しい』
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401:1[sage]
2016/06/08(水) 21:24:42.07 ID:98ty2fIY0

「 ――― 失礼します」


遠慮がちなノックとともに、見慣れない女子生徒が会議室に入ってきた。
以下略



402:1[sage]
2016/06/08(水) 21:25:55.03 ID:98ty2fIY0


「――― 失礼なことを言わないでくれるかしら」


以下略



403:1[sage]
2016/06/08(水) 21:27:07.65 ID:98ty2fIY0

女生徒「…雪ノ下さん、あの、これ…」


遠慮がちに差し出された大きな紙袋を雪ノ下がじっと見つめる。
以下略



404:1[sage]
2016/06/08(水) 21:28:52.38 ID:98ty2fIY0

結衣「あ、ゆきのん!」

そうこうしているうちに、葉山たちと一緒に教室に戻ったはずの由比ヶ浜が再び舞い戻ってきた。
一旦リハが始まってしまえば、後は裏方としては特にすることもないのだろう。
以下略



405:1[sage]
2016/06/08(水) 21:31:46.29 ID:98ty2fIY0

城廻「ところで? 相模さんは?」

めぐり先輩がきょろきょろと辺りを見回す。そう言われればいつの間にか姿が見えない。

以下略



406:1[sage]
2016/06/08(水) 21:33:26.75 ID:98ty2fIY0

八幡「あー…、そう言えば城廻先輩はどうして生徒会長になろうと思ったんですか?」

少し気まずくなりかけた空気を変えるために、わざと当たり障りのない話を振ると、めぐり先輩が少しだけ驚いたような顔をした。

以下略



407:1[sage]
2016/06/08(水) 21:39:11.24 ID:98ty2fIY0

平塚「いかにも城廻らしいな。まぁ、それに、こうしたイベントというものは手間も暇もかかる分、ある意味、我が子を育てる楽しみに似たところがあるからな」

不意に平塚先生が口を挿んできた。

以下略



408:1[sage]
2016/06/08(水) 21:40:58.36 ID:98ty2fIY0

城廻「 ――― 相模さんにも、そんな気持ちを少しでも感じ取ってもらえるといいんだけどな」

めぐり先輩が寂しそうにぽしょりと呟くその言葉が心の奥深くの琴線に優しく触れる。

以下略



409:1[sage]
2016/06/08(水) 21:48:03.64 ID:98ty2fIY0

結衣「あれ? ゆきのん、それなぁに?」

雪ノ下の手にしたままの大きな紙袋に目を止めた由比ヶ浜が訊ねる。

以下略



410:1[sage]
2016/06/08(水) 21:50:19.77 ID:98ty2fIY0

八幡「それにしても、出ないって言ってるのにわざわざ衣装まで作ってくれてるってことは、お前って別にクラスで孤立してるってわけでもねーんだな」

雪乃「あら、随分と意外そうな顔をしているけれど、私は対人関係において、あなたみたいに南海の孤島の如く隔絶されているわけではないのよ?」

以下略



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