過去ログ - 俺ガイルSS 『思いのほか壁ドンは難しい』
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634:1[sage]
2016/07/12(火) 22:46:09.50 ID:z+x0XDRT0


「いたぞ、そっちだ!」 「逃がすなっ! 追えっ!」


以下略



635:1[sage]
2016/07/12(火) 22:47:40.11 ID:z+x0XDRT0

由比ヶ浜の話によるとイベントも無事終了し、ある程度客足のはけたところで、人目につかない校舎裏で着替えさせようとした時に事件は起きたらしい。

結衣「あたしが、ちょっと目を離した隙に … 」

以下略



636:1[sage]
2016/07/12(火) 22:48:58.41 ID:z+x0XDRT0

結衣&雪乃「それって…」 「どういうことなのかしら?」


八幡「お前らも見ただろ。普段は産廃にも劣るゴミカスワナビに過ぎないあの材木座でさえ、チーバくんの着ぐるみを着ている限り、女の子の方からわらわらと寄ってくるんだぜ?」
以下略



637:1[sage]
2016/07/12(火) 22:50:26.26 ID:z+x0XDRT0

それほど広い学校でもない。ケータイを通じて目撃情報は続々と集まっている。というか、報告を受けるまでもなく歓声が聞こえたらそちらに向かえばいい。

雪乃「いったいどこに向かっているのかしら?」

以下略



638:1[sage]
2016/07/12(火) 22:56:33.84 ID:z+x0XDRT0

次々に上がる驚きの声の方向を順に追って行と、視界の隅を過る赤い影をとらえた。

見ると、チーバくんが短い足で器用に走りながら次々と追手から身をかわし、ことごとくその追跡を逃れている。
いかに必死であるとは言え、ただでさえ動きが制限される着ぐるみを着た状態である事を考えれば、まさに神業、超人的なフットワークだ。
以下略



639:1[sage]
2016/07/12(火) 22:59:15.69 ID:z+x0XDRT0

だが、めぐり先輩に代わって陣頭指揮をとる雪ノ下の下す的確な指示のもと、じわじわとではあるが確実にその包囲網は狭まりつつあった。

そしてついに、人気のない特別棟の裏、フェンスに囲まれた庭の隅へとチーバくんを追い込むことに成功する。

以下略



640:1[sage]
2016/07/12(火) 23:04:34.65 ID:z+x0XDRT0

雪乃「ところで、あれはいったいどういうことなのかしら?」

雪ノ下の向けた視線の先に目を遣ると、そこには茫然自失といった態で両膝をつき、がっくりと項垂れる平塚先生の姿があった。

以下略



641:1[sage]
2016/07/12(火) 23:06:51.94 ID:z+x0XDRT0

八幡「雪ノ下、もし仮に、だが、俺が一瞬だけあいつの注意を逸らすことができれば、その間に取り押さえることは可能か?」

俺の言葉に雪ノ下は少しだけ考える素振りを見せたが、

以下略



642:1[sage]
2016/07/12(火) 23:08:09.08 ID:z+x0XDRT0

雪乃「城廻先輩、これ以上騒ぎが大きくならないうちに、相模さんを呼んでもらっていいですか?」

城廻「あ、うん、そ、そうだね。ちょっと待ってて」

以下略



643:1[sage]
2016/07/12(火) 23:09:21.51 ID:z+x0XDRT0

ここでは後々のためにも慎重に事を進める必要がある。


――― タイミング、角度、そしてなによりも一番重要なのは人選だ。
以下略



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