1:名無しNIPPER
2016/03/15(火) 08:18:48.50 ID:a+M0FpcZ0
目の前には、埃をかぶったランプが置かれている。
これは、家の前でこれでもかと言わんばかりに堂々と置かれていた物だ。
この見た目はあれだ。擦ったら青い肌をした魔人が出てきて人の願い事を叶えてくれるというランプにそっくりだ。
まぁ、実際にそんなことが起こるわけないんだけどさ。
俺はウェットティッシュを取り出し、埃を拭き始める。
まぁ、これは綺麗にすれば一種のインテリアとして飾れる代物だ。
しばらく拭くと、ランプは俺の顔を反射するくらいには綺麗になった。
さて、それじゃあこれは棚にでも飾って・・・・・・。
「お呼びでしょうか、ご主人様」
ランプを持った瞬間、中からピンク色の衣装に身を包んだ美少女が飛び出した。
「う、うわぁッ!」
情けない声と共に、俺はランプを投げ出し後ずさった。
な、なんだこの少女は?
ランプから出てきたということは、この子はもしや世にいうランプの精なのだろうか?
彼女は驚いた俺を見て首を傾げた。
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2:名無しNIPPER
2016/03/15(火) 08:21:28.59 ID:a+M0FpcZ0
「ご主人様?どうされましたか?」
「い、いやいや。普通に考えておかしいでしょ!なんでランプの中から女子高生が出てくるんだよ!」
「女子高生ではないですが、私はランプの精ですよ?」
「そもそもランプの精というものが存在する件についてツッコんでもいい!?」
「なんでですか?こうして私が存在するのですから、存在するに決まってるじゃないですか」
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