過去ログ - ゆき「亜人?」
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460:名無しNIPPER[sage]
2016/07/29(金) 23:07:20.45 ID:zQRN2OhcO



461:名無しNIPPER[sage]
2016/08/10(水) 07:22:28.94 ID:ZtLcOOKEo
エタらない事を祈ってます


462: ◆8zklXZsAwY[saga]
2016/08/10(水) 12:56:04.29 ID:oSwdz3tUO
お待たせしてしまってスミマセン…

書溜めができたので、今夜帰宅したら更新できると思います。


463:名無しNIPPER[sage]
2016/08/10(水) 14:22:02.51 ID:wS0NkhD7O
やったぜ


464: ◆8zklXZsAwY[saga]
2016/08/10(水) 22:35:04.88 ID:xQt0KHc3O
いまから投下します。

本屋が閉まってたので『がっこうぐらし!』の8巻が買えませんでした。


465: ◆8zklXZsAwY[saga]
2016/08/10(水) 22:35:57.45 ID:xQt0KHc3O

永井「やつらの群れに突っ込んでいくとでも思ったのか。黒い幽霊だって見えるようにしたんだ。幽霊をみたら隠れてやりすごすように言っておいただろ」

胡桃「隠れてたら真っ二つにされてたよ!」

以下略



466: ◆8zklXZsAwY[saga]
2016/08/10(水) 22:36:50.70 ID:xQt0KHc3O

美紀は血が滲んで視界がはっきりしない右目を拭って、聞き覚えのある声の正体をたしかめようとした。永井はそれを食い止めるように、美紀の右手が傷口に触れるまえに彼女の額に手をのばした。永井の左手が美紀の前髪をあげ、額を露出させる。美紀の両眼が今度はしっかりと像を結ぶ。永井の顔が美紀の目前にせまっていた。


美紀「な、永井先輩……?」
以下略



467: ◆8zklXZsAwY[saga]
2016/08/10(水) 22:38:15.33 ID:xQt0KHc3O

『訓練火災でーす』

『くるみちゃん、みーくん、聞こえる?』

以下略



468: ◆8zklXZsAwY[saga]
2016/08/10(水) 22:39:55.42 ID:xQt0KHc3O

美紀「……え?」


胡桃と美紀は突然の出来事に反応できずにいた。永井の首に星形に裂けた傷口ができ、そこからポンプで汲み上げているかのようにして血が噴き出している。永井は首の左側を押さえながら、飛来物が襲ってきた方向を見た。自分を襲ったものの正体を知った永井は、膝を地面につけた状態のまま身体を捻じ曲げ、胡桃と美紀のほうに顔をむけた。
以下略



469: ◆8zklXZsAwY[saga]
2016/08/10(水) 22:41:31.83 ID:xQt0KHc3O

永井との距離を縮めていく胡桃は、地面の弾着の集まりが二箇所に分散していることに気がついた。それは身体を晒しながら近づきつつある隊員のほかに、もう一人、銃撃者が存在することを示していた。自動小銃で永井を殺し続けている隊員は、胡桃から見て右横の位置から銃撃しており、その弾着は永井の頭部の左側の地面に多く残されていた。それとは別に仰向けに倒れている永井の頭部の左斜め下の位置にも、銃弾によってアスファルトが削れた跡があり、その弾着数は自動小銃が残したそれと比べると、三分の一程度だった。

胡桃が前輪タイヤまで到達した。二方向からの銃撃が間断なく続けられ、永井を死に押しとどめている。胡桃は逸る心と恐怖心を抑えつけながら、銃弾が飛来するタイミングを計った。無思慮に飛び出せば、銃弾に身体を引き裂かれ、胡桃は死を迎えることになるだろう。胡桃は永井とちがって、たった一発の銃弾で永遠に死に続ける。

以下略



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